吉本の騒動が重なったため、参院選のことを何も書いていませんでしたね。
私は政治について偉そうに語れるほど詳しくはありませんが、政治の重要性は十分に認識しているつもりです。
国全体のお金(予算)とルール(法律)を決めるのが国会ですからね。
国会に参加するのが国会議員。
それを選ぶのが選挙。
だから、選挙は私たち庶民にとっての、唯一のリアルな政治参加機会です。
政治が難しい、と言っている人は、難しいところを無視しちゃえば良い。
これだけの先進国です。問題は山積みで、その問題によっては、とても一般人には理解できないようなこともあります。
民主主義の根幹は、各々が自分勝手なものさしで人を選んで良い、ということです。
どの問題がどの問題よりも重要か、という決まりはありません。
人によっては増税、人によっては原発問題、人によっては男女差別、人によっては日韓関係、人によっては拉致問題、人によっては沖縄基地問題。
何がなにかわからないー!となるのなら、わかるところだけ見ればよいわけです。
それこそ、若い人に政治家になってほしい、という理由で、候補者の中で一番若い人を選ぶ、でも構わないわけですね。
極端な話、イケメンだからという理由でも良い。国民の代表に容姿の良さを求める人がいても良いのです。
◆
SNSの時代なので、タイムラインには政治的な主張をする人の投稿も少なくありません。
私は政治的な主張は結構持っているのですが、炎上が怖いので、主張自体はあんまり公にはしません。リアルな友人、知人とするまでで抑えています。
もちろん、SNS上で政治的な主張をする人も否定しません。
私はこう考えるから、この政党、この候補者を推す(推さない)、といった主張をする人も多いですね。
ただ、受け入れがたい投稿もあります。
それは「この政党(候補者)に入れるやつはクソだ」といった類の投稿です。
こういう投稿は、思想信条の自由を認めていないことになります。
何が正しいか、何が正しくないかというのがはっきりと決まっていることに関しては、法律があります。
しかし、世の中に起こっている問題のほとんどは、合法だから問題ない、と片付けられないことばかりです。
拉致問題や沖縄の基地問題に関して、その「向き合い方」に法律は適用できないでしょう?向き合い方、というのが考え方であり、政治主張です。
各政党や候補者が自分たちの考えを訴え選挙で民意を問います。
政党や候補者の考えを聞いた上で、考え自体に賛同できない人がいるのは構わない。
でも、別のある人はその考えに賛同するかもしれない。
賛同する人が多い方を採用しよう、というのが民主主義であって、ある考えの人の存在否定をすることとは全然違います。
これは、政治参加とは言えません。思想信条の自由を否定する行為です。
できるだけたくさんの人に政治参加してほしい。
しかし、参加する人が増えれば増えるほど、いろんな考え方の人が表れます。
そこで議論が活性化し、より良い政治になっていくのです。
自分と違う考えの人と議論することは良いことでも、違う考えの人を排除してしまったら、民主主義じゃなくなってしまいます。
ある考え方の人を存在否定するような主張は謹んでもらいたいと思います。
そして、今回も投票率が低かったみたいですが、行ってない人はぜひ次こそは投票に行きましょうね!