残りの4時間が睡眠ですかね。
こりゃすごい。
しかし、考えてみれば一昔前までは、残業しまくって、会社で寝泊まりし、結局1日あたり20時間くらい働いていた人もまあまあいた気がします。
対象がゲームだから、悲観的な印象の記事になっていますが、例えばこれが勉強だったらどうでしょう?
睡眠時間4時間で、それ以外はずっと勉強していた、その結果難関大学や国家試験に通った、となったら美談に聞こえます。
私の幼少期では、ゲームは悪いものでしかありませんでしたが、今はプロのゲーマーもいるし、特に日本人は世界的に好成績をおさめています。
だから1日20時間しても良い、といっているわけではありません。
ポイントは、日常生活に支障が出ている、という点です。
逆に言えば、それが依存でなく没頭したなにかであっても、日常生活に支障がでるほどになると、よろしくない、ということです。
上に書いた仕事は、その典型例です。
以前は、仕事はやればやるほど褒められましたが、その結果心身ともに病んで不幸になった人が多くいるのは事実です。
スポーツだってそうです。
苦しんでやり遂げることが根性ある証拠、みたいな考え方は、「ただし日常生活に支障を来さない」という前提を忘れがちになります。
ゲームも仕事もスポーツも音楽も、身体が資本です。
身も心も健全な状態での没頭は依存ではありません。
心配なのは、こういう記事をみて「ゲームは良くない」と大雑把に捉えてしまうことです。
「やりすぎ」がよくないのであって、やる事自体は悪いことでもなんでもありません。
繰り返しますが、それは仕事もスポーツも音楽も同じです。
没頭している人は、それが依存に差し掛かっていることに自身では気づきにくいものです。
そういうときは、周りの人が気づかせてあげないといけませんね。
あたまこなしに言うのではなく、「やりすぎは良くない」と冷静に言ってあげましょう。