日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

どこかで見たことがある外国人・・・

私が定期的にバンドで出演しているBARがあります。

数ヶ月前のこと、その日も演奏を終え帰ろうとしているとき、カウンターにいる一人の外国人に目が止まりました。

 

そのBARはオーナーがアメリカ人ということもあって、外国人がいることは珍しいことではありません。

では、なぜその外国人に目が止まったのか。

 

それは、どこかで見たことがあったからです。

しかし、思い出せない。

時間的に遠い記憶だから思い出せないのかもしれまんせんが、なんとなくそうではない気がします。

 

結局思い出せずそのまま帰路につきます。

一緒に帰ったメンバーにもそのことを話したんですが、「気のせいでしょ」と興味なさげです。

 

それから2週間ほど経った日、私は書店にいました。

いつも通り、フィクションのコーナーで好きな作家の本をチェックし、それから新書コーナーへ。

新書は、どちらかと言えば、著者よりもタイトルを優先的に見ます。

 

ふとタイトルが目に止まった本がありました。

著者は外国人。その時に瞬発的に「あっ!」と思い、手元のスマホで著者名をググりました。

それは2週間前にいつものBARで見かけたその人だったのです。

 

ここは東京ではありません。

有名人を街なかで見かけることなんてほとんどありません。

 

その人の顔も名前も知っているのに思い出せなかったのは、メディアに出ているような有名人がこんなところにいるはずがない、という考えがあったからでしょう。

また、知っているといってもメディアや本を通じてなので、一方的に知っているだけで、一切のコミュニケーションをとったことがないわけです。

遠い記憶だから思い出せないわけではない気がするけど、というモヤモヤした感じは、こういった理由によるものでした。

 

しかし、びっくりです。

後日、BAR店長にその人のことを聞くと、全国を飛び回るほど忙しい中、近くに来ると立ち寄る常連らしく、旧い付き合いだそうです。

 

私がそういった堅苦しい本を読んだり、時事問題や社会問題に興味がある、ということをBAR店長は知らなかったので、紹介する理由もなかったと。

今度来店したら紹介してくれるそうです。

嬉しいですね。

 

しかし、紹介されたところで、どんな話をすればよいか戸惑ってしまいます。

メディアに出て鋭い意見を言い、本まで書くようなジャーナリストです。

そんな人に軽々と社会分野の質問をしても良いものなのか。

その方面でのプロに対して、そんな質問をすることは失礼にあたらないのか、といったことが気がかりです。

 

かといって、まったく関係ないことで盛り上がるはずもありません。

 

嬉しい反面、不安ですね。

ステージで演奏するよりも緊張することは間違いなさそう・・・