普通の洋式便器って、フタ(便蓋)と便座がありますよね。
でも、たまにフタがないタイプも見かけます。
このタイプの場合、デフォルト(っていうのも変ですが)は、便座が上がった状態と下がった状態、どちらなんでしょうかね?
どちらの状態の方が使いやすいか、で考えたら便座が下がった状態のはずです。
便座が上がった状態は男性の小のみですからね。
それに、最近は掃除が楽というのもあって、座って小を済ませる男性も増えました。
私も、です。
でも、ちょっと待てよ、と。
フタがあるタイプだと、これを閉めるのがデフォルト。
でも、これは使いやすいのではない。あるべき姿ってやつです。
デフォルトは、何も使いやすいかどうかだけで決まるわけでは無さそうです。
まあ、でもこういうのって「なんとなく」で決まっちゃうもんで、そのなんとなくの結果、便座が下がってる方に軍配上がりそうでしょ?
ところが、です。
新幹線の中にあるトイレは、必ず便座が上がっている状態になっているのはご存知ですか?
便座を下げた状態でトイレから退室しても、自動で便座が上がります。
なんでわざわざこんなことするんでしょうね?
結構昔からこれ疑問だったんですが、有名な社会派ブロガーのちきりんさんが、このことについてブログを投稿されてます。
不特定多数が使うことを想定した、理にかなったシステムですね。
不特定多数の度合いにもよるでしょうけど、繁盛している飲食店なんかでは効果が期待できる仕組みかもしれません。
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便座が上がった状態と下がった状態。
どちらがデフォルトなのか。
なんとなく考えたら下がった状態ですが、合理的に考えた結果、場合によっては上がった状態にした方が良い。
つまり、その便器がどんな場所でどんな人に使われることを想定しているのかで変わるということですね。
たかが便座のデフォルトですが、十分に考察対象になりますねー