「コンビニ、全店で24時間営業する意味はない!」「セコマ」丸谷智保社長 独占インタビュー(上)(東京商工リサーチ) - Yahoo!ニュース
全店24時間営業にする意味はない、と断言していますが、これは条件付きで、これからは、だと思います。
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私は田舎育ちで、小さい頃コンビニが近くにありませんでした。
小3くらいのときにセブンイレブンが近くにできて、フィーバーになったことを覚えています。
「なんでも売ってあるらしいよ」
「便利だからコンビニって言うんだって」
という、中身があるようなないような騒ぎ方してました。
当時はそういった地方も多かったはず。
そして、当時はコンビニがあるかないか、というのが大事だったんですよ。
行くかどうかとか、買い物をするかどうか、じゃなく、コンビニがあるかどうか。
で、そのコンビニの条件が24時間営業だったんです。
いや、24時間営業じゃないコンビニだって当時からありましたが、それは珍しかったし、24時間営業じゃないんなら、コンビニである必要もありませんでした。
そんなコンビニが、街の発展に影響を与えたのは間違いないと思います。
ひとり暮らし始める人なんかは、近くにコンビニがあるかどうかって一つの条件になるでしょう?
実際に行くかどうかはさておき、コンビニは街の発展に影響します。
街がどのくらい発展しているかをはかるのに、コンビニがどのくらいあるか、という基準は結構正しい統計になるんじゃないですかね。
あのコンパクトな店舗に、なんでもかんでも売ってあって、24時間いつでも開いている。
そんなコンビニの要素があったから、コンビニは街の発展度をはかる基準にすらなり得たんじゃないですかね。
だから、これまでは全店24時間営業であることに意味はあったんだと思いますよ。
でも、これからはやっぱりムズカシイでしょうね。
世の中で働き方改革が叫ばれるようになりました。
イケイケドンドンの時代、熱血サラリーマンが重宝された時代は終わって、これからは「幸せって何?」みたいなことをゆっくりと考える人がいても良い、という寛容な社会を目指す方向に行っているのは間違いなさそう。
コンビニのオーナーだって、この社会に生きていたら同じ様に思うでしょう。
すると、そもそも24時間営業であることに意味はあるの?ってなるんだと思います。
コンビニは、流行をすぐに取り入れるのが使命みたいなもんです。
運営方法も時代に沿って変えていかなくてはいけないでしょうね。