今年に入ってもう2週間以上が過ぎましたね。
年始に立てた目標をもう忘れちゃった、っていう人とかいるかもしれません。
目標が学習系の場合、学び方は人それぞれだ、という話を今日はしたいと思います。
学習するためには、知識を脳に定着させないといけませんよね。
これをどういう行動(習慣)で定着させるかが人によって違う。
小学校の時にさせられるのは、書くがメインでしょうか。
漢字ノートにひたすら書きまくる宿題ってありましたね。
それから口に出して言う。
これも学校では結構させられます。
あと、友達と問題出し合う、みたいな。
学校ではあまりありませんが、デジタル機器に入力する、という方法もあります。
これは書くと似ていますが、違う(後述)。
この中のどれかがあなたにぴったりの方法のはずですが、意識したことありますか?
大人になったら、こういうことを試すことってあんまりありませんよね。
いや、子供の頃からもしかしてないかもしれません。
でも、何かを学習しようとしてもどうもうまくいかない、という人は、学習の仕方そのものを疑ってみるのも一つの手です。
最も見直してほしいのは、デジタル機器に入力する、という方法をとっている人。
その学習方法を選んでいる理由は、自分に向いているからではなく、利便性とか効率性を追求して、ではないでしょうか?
入力は慣れれば書くのより速いし、コピペも楽、設定さえしておけばクラウドを通じて複数のデバイスを同期させ、いつでもどこでも学習内容をおさらいできる。
これでうまくいっている人ももちろんいます。
いつでもどこでもおさらいできることは良いに決まっています。
ただ、そのおさらいって、つまり見ているだけになってませんか?
学習方法の中には、「見る」を上げませんでした。
これは、インプットに偏り過ぎで、脳への知識定着は期待しにくい。
ゼロではありませんが、他の方法と比較すると弱い。
いつでもどこでもおさらいが出来ることを理由にデバイス機器への入力という方法をとっている人は、おさらい時点ではほぼ見るだけなので、おさらいになっていないかもしれません。
それに、学習においての効率性は、学習をコスパよく終わらせることではなく、コスパよく知識を定着させることです。
いくら速く入力ができたりコピペできたりしても、知識定着とは基本無関係です。
書く、という行為は、デジタル機器に入力する特徴が反対になっています。
時間かかるし、コピペとかできないし。同期なんてできないからいちいちノートや教科書を持ち運ばないといけません。
でも、繰り返しますが、学習というのは時間や労力をかければかけるほど、知識が定着しやすい。
つまり、やたら時間がかかる書くという行為は、学習には向いています。
言う、は、書くとデジタル機器入力の間ですね。
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実際には3つの方法を併用するのが一番ですが、書くという行為とデジタル機器に入力するという行為は似ているので、デジタル機器で便利でサイコー、ってなりがちです。
同期機能も含めて、デジタル機器も学習において効果的な面もいっぱいあります。
各々の特徴を把握し、固定概念を捨てて、自分の学習の仕方を見直して見ましょう。