クラスの話題は『ドラクエ2』一色! 「ジャンプ」も後押しした熱狂から33年(マグミクス) - Yahoo!ニュース
世代の違いですかね。
私にとってドラクエの話題と言ったら、なんといっても「ドラクエ3」です。
私は当時からあまりゲームはやってませんでした。
そんな私でも、ドラクエ3の発売日ははっきり覚えています。
なぜかって、学校休んで買いに行く人が続出したからで、同じようなことが全国の小学校で起きたらしく、トップニュースで報じられていました。
社会問題にもなったくらいです。
おとなになって、何かの機会に一度ドラクエ3をやってみたことがあるのですが、冷静に「これは人気あったやろうな」と思いましたね。
特に小学生男子にとっては、冒険心をくすぐられるし、イラストはドラゴンボールの鳥山明氏だし。
ドラクエ3の話題で、発売日当日に学校を休んで買いに行った人が続出した、という話題とともに必ず出てくる話題が、「ぼうけんのしょ」が消える現象です。
この音、何十年という時を経た今聞いても、恐ろしくなる人が私の周りには結構います。
確かにRPGなので、記録が消えた時の喪失感、失望感はハンパないでしょうね。
下手したら何十時間かけて蓄積したものが消えるわけですから。
オソロシイ・・・
ドラクエ3はファミリーコンピュータのカセットで発売されました。
当時一般家庭にはコンピュータなんてなかったので、私たちの世代が最初に身近に感じたコンピュータは、多分ファミコンです。
そのファミコンでこういったことが気まぐれに起きるわけだから、怒りや悲しさも相まって、「コンピュータなんて信用ならん!」と思った人も多いかもしれません。
後に、カセットの中にボタン電池が入っていて、その電池が切れかけになるとセーブが不安定になり、「ぼうけんのしょ」が消えることになる、と知りました。
販売元のエニックスは、カセットを送ってくれたら無償で電池交換してくれる、というサービスを確かしていたと思いますが、それはカセット内に電池が入っているということが知られる様になってからはじまったものじゃなかったかな、と思います。
それに、電池残量もわからないのだから、いつ送って良いかもわからないし。
電池交換でぼうけんのしょは一度全部消えるかもしれない、みたいな
(本当はどうか知りませんけど、そんな恐れはありますよね)
ファミコンの大普及、それからぼうけんのしょ事件。
これらが、後の家庭用ゲーム機の高性能化を促進した部分は少なからずあると思いますよ。
私はあまり詳しくありませんが、実際にこのぼうけんのしょ事件以降、こんな理不尽なデータ喪失事件は、ゲームにおいてはないと思います。高性能化でゲーマーの怒りを買わなくて良くなった、ということでしょうし。
なにはともあれ、家庭用ゲーム機の創成期です。
ゲームをしていなかった自分にとっても懐かしいものです。