日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

正義の強要は何も生まない

昨夜は知人のライブを見に行きました。

コロナ禍なので、入場は予約者のみ。

SNS配信も同時に行います。

 

そのライブハウスのオーナー店長は昔からよく知った人。

 

ライブ後に少し話をしました。

 

店のメールに、『なんでこんな時期にライブやってんですか?』といったメールが何通か届くんだよね

 

自粛強要に近いニュアンス。

 

メールを送ってきた人のSNSを見ると、あらゆる飲食店、ライブハウスに同様のメールやコメントを送っているようです。

 

コロナ禍において、ライブハウスや飲食店を自粛させることは良いこと=正義と思っての行動なのでしょうか。

 

面倒なのは、本人は「良いことをやっている」と思い込んでいることです。

悪気全くなし。

福島の放射能汚染に関する記事を元に政府を攻撃しているようで、実は福島の方々を攻撃していることに気づいていないのと、「気づいていない」という点で類似しています。

 

famo-seca.com

 

 

多くの飲食店やライブハウスも、コロナ禍で営業することのリスクは十分に認識しているはずです。

まだワクチンがない感染症が怖くないわけないでしょう。

 

一方、営業しないと経営が成り立たないというリスクもあります。

給付金、補助金、助成金で賄える範囲は限られています。

経営って聞くと、お金の話になりますが、それは結局命の話です。

 

コロナのリスクと経営危機。

このギリギリの選択を迫られているのです。

どちらも命に関わるからです。

 

『なんでこんな時期にライブやってんですか?』

 

経営が成り立たなくて、家族全員路頭に迷うから。

こう答えれば納得するのでしょうか。

こんな苦しくて辛い事情を答えなくてはいけないのでしょうか。

 

 私たちは、なんとか知恵を絞って、このウィルスに対抗しないといけません。

コロナ禍で完全に悪と呼べるのは、コロナウィルスそのものです。

それにどうやって立ち向かうかは、合法の範囲で各々で考え行動するしかありません。

その行動に対して、全くの他人が事情も知らずに攻撃することが許されるわけないでしょう。

 

飲食店にもライブハウスにも、それぞれの事情があります。

コロナ禍だから、休んで当然、休むべき、なんてことをすべての店に言ってよいほど単純なことではないのです。