職場である事務所に電化製品が増えて、フル稼働だとブレーカーが落ちるようになりました。
契約容量は現状60Aで、これ以上にあげようとする場合、分電盤の工事は電力会社にたのでもやってくれません。
で、こういうことがあったらなんでも自分でやってみたくなるのですが、、、
電気工事の資格がない人がやるのは禁止です。
実際危ないですしね。
感電したら大変です。
ということで、電気工事士の資格を持つ知人に来てもらいました。
10年振りくらいの再会です。
前回あったときは子どもがいませんでしたが、今は保育園に通う2歳の子供と、生後数ヶ月の子供、二人の子供がいます。
時の流れを感じますね。
この知人、年齢としては私のいくつか下くらいで、元ミュージシャン、ギタリストです。結構上手でした。
ただ、それで生計を立てていくのはやっぱり難しい。
技術だけでなく、人付き合いもあるし、そもそも運の要素も大きい。
彼は音楽の専門学校を卒業していますが、電気工事士の資格は専門学校入学前に取得しています。
つまり、もとより電気工事関係が得意だし好きだったわけですね。
大雑把に言えば、音楽の夢を追いかけたけど叶わず、手堅い職業に就いて今に至る、ということになりますね。
でも、私はそういう人生もありだと思います。
夢を持とうとか、情熱があれば夢は叶うとか。
そういうのって素敵ですが、当てはまらない人だっていっぱいいます。
そういうのも全部包み込んでいく。
それが「多様性を認める」という本来の意味だと私は思っています。
音楽で生計を立てている人でも、今日再会した知人よりもなぜか不幸そうに見える人っていっぱいいます。
少なくとも、今日再会した彼は、愛する奥さんと(奥さんも知人です)、かわいい子供に囲まれて幸せそうでした。
それ以上何を望むのでしょうか。
結局、電気工事の方はブレーカーのバランスを変えるだけで終わりました(この表現で合っているかどうかわかりませんけど)。
作業を見てたら、今度は自分でもできそう、、、と思ったんですが、やっぱり次回も彼に頼もうと思っています。
おそらくばれない、とはいえ違法です。
それに、彼に会う良い口実になりますしね。