日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

パソコンで音楽を作ろう〜その7 コードなど

コードの続き、今回はコードネームについてです。

 

目次

 

 

コードネームを把握する目的

 

前回書いた、ダイアトニックコードについておさらい。

 

端的に言えば、7音から3音を選ぶ組み合わせ数480通りの中で、重要なコード7つがダイアトニックコードだ、という話でした。

その7つは、

  • ドミソ
  • レファラ
  • ミソシ
  • ファラド
  • ソシレ
  • ラドミ
  • シレファ

でしたね。

 

ダイアトニックコード、という呼称は、曲の中で成り立ちやすいかどうか、という側面からのネーミングです。

 

そもそも成り立つかどうかではなく、その音の組み合わせ方という側面からのネーミングもあり、こちらは480通りすべてのコードに名前をつけられます。

 

この名前をコードネームと言います。

 

なぜコードネームを覚えなくてはいけないのか。

それは、ダイアトニックコード以外にも使われているコードは山のようにあるからです。

そのたびに「ミソラ」だの「ドファシ」だので説明するのは面倒です。

 

だから、最初の音(上の例で言えばミやド)から2音目、3音目がどのくらい離れているかでコードネームを付けることにしました。

 

ダイアトニックコードのコードネームは?

 

では、7つのダイアトニックコードのコードネームはどうなっているのでしょうか。

 

  1. ドミソ→C
  2. レファラ→Dm(マイナー、以下同様)
  3. ミソシ→Em
  4. ファラド→F
  5. ソシレ→G
  6. ラドミ→Am
  7. シレファ→Bdim(ディミニッシュ)

 

と言います。

これはもう丸暗記しましょう。

いや、暗記しなくても良いのですが、めちゃめちゃ使うので、いつでも目に入るところに書いておきましょう。

 

箇条番号とコードネームをセットで覚えることが肝要です。

 

コードの響きとコードネーム

 

何度もお伝えしている通り、音楽は音をならしてなんぼです。

ダイアトニックコードに出てくるコードの種類は

  • (無印)
  • m
  • dim

の3つですね。

(最初の大文字アルファベットは、そのコード構成音の最初の音を表しているだけで、コードの種類にはカウントしません)

 

では、例えば無印であるCを鍵盤で弾いてみましょう。

弾けない?いやいや、ダイアトニックコードをどうやって作ったかを思い出したらかんたんです。

Cはドなので、まずド、それから白鍵を1個飛ばしで押さえるだけ。

 

音で確認しましたか?

 

次は、mであるDmを弾いてみましょう。

Dはレなので、レから1個飛ばしでレファラです。

 

この2つのコードの響きにシンプルな感想を言うならばどうなりますか?

おそらく殆どの人は、無印に比べmは暗いと感じるはずです。

 

まさしくそのとおりです。

実態にマイナーという言葉自体も暗い印象がありますね。

 

コードネームは、その響きを表しています。

無印は明るい、mは暗い、こう覚えておきましょう。

ダイアトニックコードで言えば、1,4,5は明るい、2,3,6は暗いのです。

 

じゃあ7のdimは?

弾いてみましょう・・・・

 

なんとも不思議な響きでしょう?

これはかなり不安定感が強いコードで、楽曲中に使うのもちょっとしたテクニックがいりますので、ここでは詳しく述べません。

 

あとがき

 

ダイアトニックコードとコードネームについて説明しました。

次回は、KEYについてです。

曲にはKEYが必ずあります。

 

ダイアトニックコードはスケールが土台で作られていましたね。実はスケールはKEYが土台になって作られています。

 

まさしく音楽の土台です。

 

しっかりやっていきましょう。