マルチティンバーの説明、おそらくこれが最後です。
目次
マルチティンバーの利点は相対的に減っている
マルチティンバーの利点は、CPU消費やメモリ負荷軽減にありました。
ただ、最近はパソコンの高スペック化と低価格化が進んでいます。
CPU消費やメモリ負荷が変わらず、パソコンが高スペック化すれば、それは相対的に問題解消につながる、ということになりますね。
つまり、マルチティンバーの利点は相対的に減っているとも言えるのです。
マルチティンバーのの欠点はあまり変わらない
一方、マルチティンバーの欠点であるトータル管理ができない点、パラアウトの面倒さは、改善に限界があると思います。
つまり、この欠点はマルチティンバーを使い続ける限り、あまり変わらず残るということになります。
利点は減って欠点は不変、、、ということは?
まとめると、利点は減って欠点は変わらない。
だったら、マルチティンバーは使わないほうがよい、ということ?
となりますよね。
そうです。
いろんな人がいますが、私はあまりマルチティンバーを使いません。
後に記事にしますが、すべての録音が終わったあとにするミックス作業時には、いろんな理由があって、結局すべてのトラックをオーディオデータにします。
そうなったときには、プラグインインストゥルメントは一つも使っていない状態です。
つまり、マルチティンバーを使ってCPU消費やメモリ負荷を抑えたといっても、それはミックス作業をする前までの、デモ段階までです。
デモで聞くくらいだったら、多少CPU消費やメモリ負荷が多くても構いません。
それよりも操作のしやすさを優先します。
マルチティンバーを使うときって?
ではまったく使わないのかというと、そうではなく、同系統の楽器は一つのプラグインインストゥルメントからマルチティンバーを使って出力します。
同系統の楽器というのは、例えばバイオリン2本とビオラとチェロの計4本とか、トランペット、トロンボーン、テナーサックスという3つのホーンとかですね。
ストリングスセクション、ホーンセクションとしてまとまっている、と捉えることもできるので、操作に違和感はありません。
まとめ
マルチティンバーを使うか使わないか。
基本は使わない。
で、同系統の楽器をまとめるときに使うこともある。
私はこんな使い分けをしています。
あくまで個人的な使い方ですが、誰かの参考になればと。