日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

パソコンで音楽を作ろう〜その49 コンプレッサー〜音をでかくしたい

コンプレッサーって、最も理解がしにくいエフェクターの一つだと思いますが、決して難しいわけではありません。

気楽に考えましょう

 

目次

 

音は大きいほうが良い?

 

コンプレッサーはいろんな使いみちがあるのですが、一番王道の使いみちは、音圧をあげることです。

 

音圧、、、またわけがわからない専門用語が出てきましたね。

音の圧力で音圧。音量とは何が違うの?という疑問が生まれます。

 

で、結構語弊があるのですが、音圧なんて言葉を使って理解がすすまないとまずいので、ここでは音量って言っちゃいます。

 

さて、音楽再生機器は必ず音量を調整できますよね。

で、ですよ。

曲によって、音量を調整しないと聞こえにくかったり、逆に大きすぎたりすることがありませんか?

それが顕著に現れるのは、昔の曲と現代の曲を聞く比べたときです。

昔のヤツのほうが、だいぶ音が小さい。

 

これは、いろんな技術を使って音を大きくしてきた結果です。

なぜ音を大きくする必要があったのか。

それは、音が大きいほうが良い音だ、と感じるからです。

実際に、昔の曲よりも現代の曲の方が音がよく感じませんか?

(好き嫌いは関係ありませんよ)

 

音が大きいほうが良い音なんだったら、手元の音量調整で音量を上げればよいのでは?

そのとおりです。

 

ただ、現代は特に、同じアーティストの同じアルバムをずっと聞くというより、アーティストもアルバムも横断的にランダムに聞くことが多い。

 

アルバム内に収録されている複数の曲に関しては、同じエンジニア(マスタリングエンジニア、後に説明)が処理しているので、各曲で音量差はそんなにないと思います。

 

ところが、別のアーティストのアルバムだったり、同じアーティストでも別のアルバムだったりすると、エンジニアが違うので、最終音量が違う可能性が出てきます。

 

そして、音量は大きいほうが良い音だと感じられる。

ならばエンジニアが目指すのは、いかに音を大きくするか、になりますよね。

 

巷に出回っている曲の音量と同じくらいの音量にしないと、「音がしょぼくね?」と言われちゃいます。

 

アーティストやアルバムを横断的に聞く現代では、音量も勝手に比較されちゃうので、手元の音量で調整すればよくね?となるより先に、音がしょぼい、という感想が生まれるのです。

 

音量にはピークがある

 

しかし、音量にはピークがあります。

そのピークを超えると、音が歪んで質が失われます。

だから、音を大きくするといっても、そのピークを超えないギリギリまでの音量が限界値です。

 

1曲中に音の大きさってどんどん変わりますよね。

ピークがあるということは、曲中で一番大きなところをみつけて、そこがピークギリギリになるくらいまで、全体の音量をあげる。

 

これで音量上げ終了!!

 

これだけだったら簡単ですよね。

しかし、これだけでは現代人の耳は「しょぼい」と判断するのです。

 

そこで現れるのがコンプレッサーです。

 

あとがき

 

今回は、コンプレッサーを使う理由(の一部)を説明しました。

コンプレッサーの説明は長くなりそうですね。

でも、最初にも書いたとおり、決して難しいわけではありません。