ある程度パソコンの知識があるので、周りの人から結構質問を受けます。
ただ、パソコンの知識って思った以上に範囲が広いんですよね。
一昔前、まだパソコンが普及している途中くらいには、
「パソコンに詳しい」
というフレーズをよく聞いたものです。
ところで、パソコンに詳しい、って具体的に何を指すのでしょうか?
言葉を素直に受け止めたら、ハードウェアに詳しいということになります。
パソコンの自作ができて、スペックの数値の意味を知っていて、各メーカーのパソコンの特徴をよく知っていて、という感じ。
しかし、こういう人がイラレやフォトショを使ってグラフィックデザインができるのか、といえば、これは全く別のスキルです。
ネットワークの知識も全く別。
プログラミングも別ですね。
逆もそうで、現代における音楽作家はほとんどDAWという専門ソフトを使いますが、このソフトを使いこなしても、IPアドレスの意味を知っているとは限りません。
パソコン「全般」に詳しくない人は、何かしらのパソコンまわりの知識がある人を見ると、パソコンに詳しい人、というみなし方をするので、何を聞いても分かる、と思い込む傾向があります。
自分の専門分野以外は全然詳しくないこともあるのですが、質問されたからには答えてあげたいですよね。
そういうときどうするか。
そうです、Googleです。
パソコンに詳しいと言われている人って、とにかくGoogleの検索スキルが高いのです。
少し前に「ググレカス」という言葉が流行りましたが、実際にググったら大抵のことはわかります。
Googleの検索スキルってなんでしょうか。
それは、目的の情報にいかに早くたどり着くか、です。
ブラウザを起ち上げ、検索窓口に検索ワードを入力、リストから目的のサイトにいって表示、情報を得る。
例えば、Googleで検索したら、それがどんな内容でも数万件以上のサイトがヒットします。
そのうち、目的の情報が載っているサイトがどれなのかは、見てみないとわからないことも多い。
ブラウザでは、⌘を押しながらリンクをクリックすると、別のタブでリンク先が開きます。
バックグランドで開くし、Google検索結果はまだ表示されたままなので、別のリンクを再度⌘クリックすることも可能です。
普通にクリックして、違ったらバックボタンで検索結果に戻ってきて、という方法なんて、かったるくてできません。
また、目的のサイトにいっても、そのサイトのどのあたりに検索ワードが載っているかわからないこともあります。
その場合は、ページ内検索を使います。
⌘Fでワードを入力したら出てきます。
余計なサイトをGoogleの検索結果に出さないように、マイナス検索も駆使します。
これら検索スキルを駆使して情報を得ているわけです。
この作業を、質問されたその場ですぐに行い返答するので、まるで知っているかのように、つまり何にでも詳しいように見えるのです、
実際にこういったことを繰り返していると詳しくもなる、というのも事実ですけどね。
結局、パソコンに詳しいというのは、「詳しそうに見える人」も含んでいるわけで、詳しそうに見える理由は、検索スキルに長けているからなのです。
これからパソコンを使いこなしたい人は、とにかくなんでもGoogleで検索しましょう。
検索するのは無料です。
無料なのに、世界中から膨大な情報を得ることができます。
あとは、それを活用するかどうか、です。
どうやったら検索スキルがあがると思いますか?
ググりましょう!