自宅はおそらく、人生で最も長い時間を過ごす場所です。
だから、できるだけ快適にしたいですよね。
でも、実はわたしは快適になりすぎるのがちょっと嫌なんです。
例えば自宅の浴室。
結構古くて、リフォームしても良いくらいの経年劣化が随所に見られます。
でも、今の所リフォームするつもりはありません。
実用上困っていることがない、水回りのリフォームは高額、という理由はもちろんですが、快適になりすぎるのが嫌、という理由もあります。
なぜか。
それは、出かける楽しみが薄れるからです。
家の風呂が少々狭かったり使いにくかったり。
だからこそ、温泉に行く喜びが増す、と思うんですよね。
リビングに置くソファーや寝具なども同じで、「そこそこ」が丁度良いと思っています。
私はとにかく出かけるのが好きです。
休みの日に家でぼーっ、という人もいますが、私は嫌。
これまた逆転現象ですが、朝からお出かけして、一日中遊びまくって、家に帰ってきて片付けが終わったときに、「やっぱり家は落ち着くね」とも思うのです。
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昔海外に住んでいた頃、その国に住んで初めて日本の良さや悪さに気づいた、ということが多々ありました。
日本の当然は海外では当然ではない。
理屈ではわかっているのと、体感するのではだいぶ違います。
同じ様に、家で長い時間を過ごしているからこそお出かけが楽しいし、お出かけをするからこそ家の良さに気づく。
そういうことってありませんか?