中東は、日本から地理的にも遠い場所にあるので、なんとなくでしか把握していない人も多いですよね。
イメージは(石油もありますが)、やっぱり戦争、紛争が絶えない、という感じでしょうか。
中東和平が困難な理由は他にも様々な要因があると思いますが、最重要はやっぱりこれでしょう。
そして、こんなに重要なことなのに、学校で習った記憶があまりないんですよね。
多分習ったのでしょうけど、いい国作ろう鎌倉幕府の方が明確に覚えています。
(だから近代史と歴史は教科として分けるべきかと・・・)
このような背景を知ったら、アメリカの同時多発テロを含む中東が絡む事件の見方だって変わりますよね。
どっちが悪いとか単純な問題ではない。
当時のイギリスの罪は確かに重い。
ただ、当時から長い月日が流れ、今のイギリスに罰を受けさせるわけにもいかないでしょう。
今の人たちにとっては、「私達がやったわけじゃないし・・・」となるのは当然です。
勉強不足で、クリーンハンズのことは知りませんでしたが、たしかに、ですね。
世界の秩序を守っていくのに、アメリカや中国のような強大な軍事力が必ず必要というわけではなく、立場上日本ができることってあるんですよね。
(日本が軍を持つかどうかは、また別の話です)
自分さえよければどうでもよい、という人は意外に少ない。
困っている人がいたら助けたいと思う人はいっぱいいます。
でも、中東の情勢をわかってもなかったら、どっちが悪い、どっちが正しいというくだらない意見だけで終わっちゃいます。
だから、関心がなくなって、「中東って紛争が絶えないとこだねー」くらいで終わります。
冒頭のようなめちゃくちゃわかりやすい動画は本当にありがたい。
中東の紛争でたくさんの罪のない人の命が失われている、という状況を解決の方向に向かわせるのは、感傷に浸ることではなく、知ることです。
知って、関心を持って、行動する。
解決への道は険しいし遠いですが、方法はそれしかないのだと思います。