まだ半分ちょいまでしか読んでいませんが、面白いですね。
山口氏は、武器になる哲学で知り、ファンになりました。
さて、エリートとか美意識とかタイトルにあるので、エリートでもない、美しくもない自分が手に取るのはいささかむず痒い本ですが、中身はそんな軽い内容(?)ではありません。
サイエンスとクラフト、それから美意識。
どれが大切かではなく、どれも大切で、適切なバランスを持ちましょう、ということです。
私はサイエンスに偏りすぎているという自覚があります。
本書にも出てきますが、第二次大戦中にその場の空気でむちゃくちゃな決定を繰り返した当時の幹部たち。
それを反面教師としないと戦争はしないにしても同じようなことを繰り返すことになる、と思います。
詳しくは空気の研究や失敗の本質でも勉強できますね。
でも、なんでもかんでもサイエンスでうまくいくのかといえば、全然うまくいきません。どういった場面でうまくいかないのか、なぜうまくいかないのかを、本書は詳しく教えてくれます。
どんなことにもあてはまりますが、やっぱり大事なことはバランスです。
言い換えれば、極端になりすぎるのはよくない。
基本はビジネス側面で書かれていますが、ビジネス以外のことにもきっと役立ちます。
また読み終わったらレポートします。