以前私はブログ内でこういう宣言をしました。
月に5000円はおしゃれにお金をかける。
年間にすると6万円。
このトライアルは、今でも継続中です。
上の記事からすると、結構かけているほうになりますね。
いろんな業界再編がすすんでいます。
そのほとんどは、再編せざるを得ない理由があるからです。
典型は、ネット、スマホの普及による影響。
電話会社はもちろんですが、情報もスマホで見るし、写真や動画もスマホです。
情報を提供するメディアや、カメラメーカーはもろに影響受けました。
他、スケジュー管理やメモもスマホ、決済もスマホです。
携帯プレーヤーも同様。あげればキリがありません。
買い物もそうです。
カメラは上で書きましたが、Amazonや楽天で買い物する人が爆発的に増えたため、リアル店舗の売上は激減、店舗の維持費を払うのが難しくなったところも多いでしょう。
(逆の意味で運送会社も変わらざるを得なかったでしょう)
私個人で言えば、DAW関連。
ギターなど生楽器に関しては、やっぱり一度試奏してみて買いたい、という人はまだ多くいます。
一方DAW関連の機材は、個体差がほとんどありませんので、いきなりネットで買うか、店で試してネットで買う、という人が多い。
店にとっては厄介ですが、時代の流れ、どうしようもありません。
大抵の場合はネットのほうが安いし、買いに行かなくて良いので楽です。
では洋服は?
私は、洋服っていまだに店舗で買いたい人が多いのではないか、と思っています。
試着してサイズ感や色味、似合うかどうかを確認したい人がほとんどでしょう。
もちろん、肌着などサイズ感だけで決められるものは別ですが、アウターやパンツ、その他アクセサリなどはやっぱり見てみるまで買いたくない、という人も多いはず。
つまり、リアル店舗の需要は十分にある、と思います。
それでいて、店舗で洋服が売れないというのは、よほど売り方に問題がある、つまり大衆の需要をつかんでいない、ということではないでしょうか。
80年代のDCブームや90年代のビンテージジーンズブーム、アムラー、裏原宿ブームみたいな高額な洋服がマスに売れるブームなんて成熟社会では訪れないと考えた方が的確ではないかと思っている。
しかし、あの当時の隆盛を忘れられない業界人は多く、それが余計にマスの消費行動と乖離してしまう原因だろう。
私は音楽業界にいます。
You Tube、サブスクが全盛のこの時代に、いまだに「CDがぁ」なんて言っているのは、アパレルと同じく、ミリオンセラー連発でとにかく音楽でお金が動きまくった成功体験が忘れられないからでしょう。
少なくとも私が生きている間に、あの頃と同じ様にCDが売れる時代はやってこないと思います。
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じっとしているように感じても、実は地球が自転、公転していて動き続けているように、文化も文明も日々変わり続けています。
経験ではなく歴史に学びましょう。