勉強は面白くないけど、ゲームは面白い。
で、ゲームと勉強の明確な境界線ってありますか?
最近はYou Tubeで中学入試問題の解説をしているものもあります。
中学入試問題ということは、小学生の知識で解けるということです。
小学生の知識「で」解ける一方、小学生の知識「しか」使ってはいけないという制約もあるところが妙味です。
この辺を踏まえて問題を解くのは、ゲームっぽくて面白い。
私が個人的に好きなのは、算数の図形問題。
制約という意味では、√やピタゴラスは使ってはいけません。
そのうえで、小学校までの知識で必ず解けるはずです。
挑んでみると、正解率は3割くらい。
難しいですよね。
図形問題は、パズルみたいな感覚になるのでゲームっぽくて好きなんです。
図形問題は、勉強なのかゲームなのか。
これなんか、すごく面白い。
解説の素晴らしさはいわずもがな、ですが。
さすがに小学生の知識くらいはある人が多いと思うので、適切な場所に補助線を書いて、あれやこれやと考えていけば必ず解けます。
解説見た後、「そんな知識しらねーよ」とはなりませんよね。
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勉強においては、それが将来に役立つのかどうか、という批判が少なからずあります。
それらの中には、そのとおりだと思うものもありますが、そもそも将来に役立つもの「だけ」を教えるのは不可能です。
将来がみんな違うわけですから。
では、なんのために勉強するのか。
それは、「学ぶ」というトレーニングをしているのだと私は考えています。
加えて、学ぶことは楽しい、という体験を積み重ねているのだとも思います。
だから、勉強は楽しければ楽しいほど、その意味があります。
図形問題を解けなくて将来困る人は少ない。
でも、難しい問題に挑んで解くのが面白い、という経験は、人生のなかで何度も何度も活かせます。
ところで、上の図形問題、解けましたか??