日本の経営者は「ムチャをしてすごい成果を挙げることこそ、魅力的なリーダーの条件」と勘違いしている | Books&Apps
よくある風景で、よく問題を指摘されていますが、いまだに改善されていない組織も多くあります。
そして、この記事に出てくる桶狭間の戦いの件は確証バイアスの典型ですね。
確証バイアスのから逃れるためには、確証バイアスにかかりやすいということを自覚することが第一歩です(私も含めて)。
SNSは、その特性上確証バイアスをより助長するので、不向き。
とにかくたくさんの情報インプット経路をもつことでしょうね。
ネット記事、ブログ、新聞、書籍、テレビ、メディア全般、それから人。
最終的には、これらの情報を全部取り込んでみて、自分のなかで咀嚼し、考えるというプロセスを踏めば、確証バイアスには陥りにくくなるかと。
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確証バイアスって本当に厄介です。
確実な正解がないものに関しては、断言しない、決めつけないというのがトラブルが起きにくい。
私のいる音楽分野なんてまさにその典型。
音楽といったってクラシックからロック、演歌、レゲエ、デスメタルなど、その範囲は恐ろしく広い。
そして、各々の分野で各々の分野の人がかたまります。
すると、確証バイアスの出番です。
各々の分野での「常識」「当たり前」が出来上がります。
この状態で他分野の人と交流があったときに、ときにトラブルになったり、悪意なく人を傷つけたりします。
例えば、私はPOPSの方に見を置いていますが、ストリングスを録音するのにクラシック畑のバイオリン奏者を呼んで演奏してもらうときなんか、トラブルが起きやすい。
クラシック的に見ればありえないと思われるフレーズや奏法があるときは、ツッコミが入ります。
技術的にできない、という場合は仕方ありませんが、そうでない場合は基本、その場ではディレクターに従わなければいけません。
ちなみに、ディレクターに従うのは、確証バイアスでもなんでもなくて、その場の責任者がディレクターだからです。
バイオリン的にはこのフレーズやこの奏法はおかしい、という「当たり前」は、違う分野では当たり前じゃないことなんて多々あります。
もちろん逆もしかりです。
これは、普段から自分と同じ分野の人とい続けることで、違う分野の人までも含めて「当たり前」だと勘違いしてしまっている例です。
オシャレもそうですね。
確実な正解がない限り、自分のオシャレセンスを過信して人の服装を笑わないこと。
あなたのオシャレの当たり前は、別の分野では全然当たり前じゃないことなんて多々あります。
私の友人が、同僚に「その服センスない」とディスられました。
その服は、その業界では結構有名な人にトータルコーディネートされたものだ、と伝えたら、沈黙した、という本当にあった話もあります。
気をつけましょうね