ギターを弾いている人にとって、セッションでアドリブソロをとるのは憧れの一つでしょう。
アドリブって何を弾いてよいかわからない。
そりゃあ、決まってないフレーズを弾くんだから難しいに決まってます。
そして、そのアプローチの仕方は、動画、ブログ、教則本で様々なアプローチが紹介されています。
KEYに対して、スケール、コードトーンを使ってアプローチするのがほとんどです。
でも、それより前にかならず意識しないといけないことがあります。
それは
弾くよりも前に頭の中でフレーズがなっているか
です。
そもそも音楽を奏でることにおいて、指というのは演奏ツールでしかありません。
一方、音楽を感じるのは頭です。
スケールやコードトーンの知識をつければ、間違っていないフレーズは弾けるようになります。
しかし、間違っていなければOK、という音楽はちょっとさみしい。
そこは「良さ」を求めてほしいし、求められています。
良さは頭で感じるものです。
オケがなっているときに、鼻歌でアドリブのフレーズを奏でること。
これは、スケールやコードトーンを覚えるよりもずっと大切です。
実際に、セッション現場では、間違ってないけど弾いているだけ、というソロを聞くことがあります。
一方、音数はすくなくても良いソロはいっぱいあります。
まずはギターを置いて、鼻歌で歌ってみましょう。
それができるまでは、むしろギターを弾かないほうがよいでしょう。