私がサポートとして参加しているあるバンドでは、DI(ダイレクトボックス)を使用するパートが多く、時には大きめのライブハウスであっても「会場のDIが足りない」という事態に直面することがあります。
私は基本的にエレキギターを担当しているため、普段はアンプ直結でDIを必要としません。
しかし、セットリストの数曲だけアコースティックギター(アコギ)を弾く場面があり、その時だけはどうしてもDIが必要になります。
これまでは会場の機材をお借りしていたのですが、「DI不足」という現場の事情を目の当たりにし、「それなら、これを機に自前のDIを導入しようかな」と考え始めました。
今回は、そんな私の「理想のDI探し」についてお話しします。
自前DIが欲しい、もう一つの切実な理由
DI不足の解消も大きな理由ですが、実はもう一つ、どうしても自前のDIが欲しい理由があります。それは
「固定のEQ(イコライザー)が欲しい」
という点です。
私が使用しているアコギには、L.R.BAGGS ( エルアールバッグス ) のANTHEMというピックアップシステムを搭載しています。
非常に良い音なのですが、私のセッティングだと、どうしてもLOW(低音域)が出すぎてしまうと感じています。
毎回調整するのも大変なので、「LOWを削ったEQ設定をかけっぱなしにしておきたい」のです。
つまり、私が求めているのは単なるDIではなく、
「DI出力が可能で、かつEQも搭載しているプリアンプ」
ということになります。
大きな壁、名機「パラアコ」の存在
「アコギ用DI」「EQ搭載」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのはやはりこれでしょう。
L.R.BAGGS / Para Acoustic D.I.、通称「パラアコ」です。
発売はなんと1995年。30年近く前の製品ですが、いまだにプロ・アマ問わず多くの現場で見かけます。
まさに超ロングセラーの名機ですね。
特定の周波数帯域をカットできるノッチフィルターや、可変MIDのEQを搭載しており、機能面では素晴らしい一台です。
しかし、今回の私の用途においては、いくつか気になる点があります。
- 電源の問題:駆動は9V電池かファンタム電源のみ。パワーサプライからのDC電源供給に対応していません。
- サイズ感:結構大きいです。アコギ専用のボードを組むには少し場所を取りすぎてしまいます。
30年前に設計された機材ですから、現代のコンパクトエフェクター事情と合わない部分があるのは仕方ありません。
しかし、これだけ技術が進歩した現代なら、「パラアコの現代版」のような機材があってもいいはずです。
求む!「現代版パラアコ」
いろいろと探してはいるのですが、「これだ!」という決定版になかなか巡り会えずにいます。
私が探している条件をまとめると、以下のようになります。
- DIアウト(XLR出力)があること
- EQ(特にLowのカットが可能)があること
- パワーサプライからの電源供給(DC9V)に対応していること
- コンパクトエフェクターサイズであること
例えば、FishmanのPlatinum Stageなどは条件に近い気もしますが、他にも選択肢があるのではないかと模索しています。
もし、「これこそが現代のパラアコだ!」「この機種なら条件にピッタリだよ」というおすすめの機材をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただけないでしょうか?
皆様からの情報、心よりお待ちしております。