エフェクターボードのカスタマイズ、それは終わりのない旅のようです。
これまでにも数回にわたってアコースティックギター用のボードを組んできましたが、理想の音を求めてまた構成に変更が加わりました。
今回のアップデートでは、物理的なEQ(イコライザー)の導入と、マルチエフェクター内部の使い方がポイントです。
現在の最新セットアップと、その接続順の意図をご紹介します。
今回の機材構成と接続順
現在の接続順は以下の通りです。
- チューナー: TC Electronic / POLYTUNE 3
- イコライザー: MXR / M109S 6 Band EQ
- マルチエフェクター: ZOOM / MS-50G Plus
- クリーンブースター: MXR / MC401 CAE BOOST/LD
さらに、ZOOM MS-50G Plus の内部では、以下の順にエフェクトを並べています。
- RACK COMPRESSOR
- ANALOG DELAY
- BRIGHT HALL REVERB
こだわりの接続順解説
なぜこの順番にしているのか、信号の流れに沿って解説します。
まずはチューニングです。
このペダルはバッファとしても優秀なので、ここで信号をローインピーダンス化し、ノイズに強い音にして送り出します。
次にイコライザーです。
私のアコギに搭載しているピックアップ「L.R. Baggs ANTHEM」は、素晴らしい音ですが若干LOW(低域)がきつい傾向があります。
そこで、この物理EQを使って手前でLOWをカットし、すっきりとした土台を作ります。
マルチエフェクターに入り、まずはコンプレッサーを通します。
ここで音の粒を揃えることで、聴きやすく、かつ弾きやすいダイナミクスに整えます。
コンプで整った音に対して、ディレイとリバーブで空間の広がりを加えます。
アコギらしい豊かな響きを作る重要なセクションです。
最後にクリーンブースターです。
基本の音はここまでの流れで作っておき、指弾きの繊細なフレーズやソロなど、必要に応じてここで音量をブーストさせます。
空間系のあとにブースター?
「空間系エフェクトは最後」というのが一般的ですが、今回はあえて空間系の後にブースターを配置しています。
本来、歪み系ペダルを使うエレキギターなどでは、空間系の後にブーストすると残響音ごと歪んでしまうためNGとされることが多いです。
しかし、今回はアコギのクリーンサウンド。
「歪ませるわけではないので、むしろ空間系の後の方が良い場合もある」と、以前AI(Gemini)にアドバイスをもらいました。
実際に試してみると、残響ごと自然に持ち上がり、非常に良い結果になっています。
今後の展望
新しく導入を決めたEQ(M109S)がまだ手元に届いていないため、現在はZOOM内のEQで代用していますが、これだけですでにかなり好感触です。
実機が届くのが楽しみです。
残る課題は「DI(ダイレクトボックス)」ですね。ここはまだ悩み中なので、じっくり検討していきたいと思います。