以前も投稿したが、まずいものを探すのは以外に興味深い。
メッコールを思い出したきっかけ
大学在学中に、サークルメンバーで雑談。
その中で、まずいものの話題になった。
ある男が、「メッコールという飲み物がまずい、と聞いたことある」というのだ。
このとき、自分は記憶の奥底を突っつかれた気がした。
どこかで聞いたことがある、いや飲んだことがある。
そしてついに思い出した。
小学生になるかどうかくらいの年齢の頃、つまり大学生にとっては15年くらい前だが、祖母の家の冷蔵庫に数本常備してあり、たまにそれをもらって飲んでいた。
そして、小学生の自分にとっても、それは間違いなくまずかったという記憶がある。
その男は、聞いたことがあるだけで実際に飲んだことはないらしく、そこにいた他の人は名前すらきいたことがなく、興味津々だ。
となったら、暇な大学生は当然メッコールを買いに行く。
メッコールを探すのにインターネットは欠かせなかった
しかし、これの読者にメッコールを知っている人はどれくらいいるのだろう。
少なくともそこにいた人で経験者1人、聞いたことがある人が1人、残り数人(多分5,6人)は全員知らないという認知度の低さだ。総ヤスヤスとみつかるはずもない。
しかし、まさにその時期に急速に発展していたサービスを思いついた。
そう、インターネットだ。
当時はまだブロードバンドではなかったし、検索テクノロジーもそんなに発達していなかった時代だ。
それでも、頼るのはこれしかない、ということで必死に探した。
すると、まずいメッコールをみんなで愛する「メッコール愛好会」という素晴らしいサイトがヒットした。
しかも、そのサイトには、全国のメッコールを買える場所の情報まで掲載されていた。
いざ、メッコールを求めて出発、そして再会(?)
またまた暇な大学生は、最寄りの場所をメモして、すぐに出発。
最寄りといっても、大学から車で2時間はかかるところで、なぜか大学生グループに1人はいる、車所持の学生の家におしかけ、事情の説明もテキトーに、ほとんど強制で例の場所へ向かった。
その購入可能場所には、なんとメッコールしか選択肢がない自動販売機はあった。
自動販売機を見たのは、自分も初で、なんとも言えない感動を覚えた。
早速全員購入して、飲んでみる。
最高だ。まずい。ありがとう。
その後、できるだけたくさんのメッコールを自動販売機で購入して帰路につき、数日後にあったサークル部会で回し飲みをした。
部室内には、男たちの(男しかいないサークルだ)雄叫び(というより悲鳴)があがった。
今では、そのまずさにより認知度も上がったらしく、ちょっと変わった雑貨屋などで購入可能だ。
アマゾンにも売ってある。
ぜひ飲んでいただきたい。
ネタとして。