私の話ではないですが、ある友人が遅延によって30万円も損しました。
海外旅行で国内線と国際線の乗り継ぎがあったのですが、国内線が3時間も遅延し、それによって予約済みの国際線の飛行機に乗れなかったのです。
航空会社が別ということもあり、遅延による保証は一切ない、ということです。
誰が読むんだろうか、と思うような約款の中には、その旨記載があるので、諦めるしかありません。 しかし、30万円はあまりにも被害額が大きすぎます。
国内線が3時間も遅れることは想定しにくいし、そういったときのために遅延保険や、それが含まれているクレジットカードがあるそうですが、そういった知識もなかったそうです。 私も知りませんでした。
繰り返しますが、30万円ってすごくないですか。 往路での出来事なので、楽しいはずの海外旅行が台無しになったそうです。
他人事とは思えませんが、ネットでいろんなサイトをみても、結局諦めるしかなさそうです。 しかし、30万円も損したという情報は見たことがありません。
例えば欠航になってその夜の宿泊費が保証されなかった、みたいなものはよくあります。 しかし、その場合はせいぜい数万円でしょう。
ルールとしては仕方ないのですが、被害額を考えると健全ではないと思います。 国内線が遅れた理由は整備によるもの、と聞いています。 天候やテロなど私達にもわかるものならばまだ諦めもつきますが、整備というのも気になります。 整備によるものって、その航空会社の落ち度とは言えないのでしょうか。 いかなる理由でも、ならば、パイロットが寝坊して遅延しても、そのしわ寄せは客に来るのでしょうか。 不可抗力かどうかは明示してもらわないとわかりません。
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約款はこういうときの免罪符としての機能しか果たしてないように思います。 海外旅行にいくときに、こういう可能性がある、ということは約款とは別に何かしらの方法で知りたいところです。
友人はもちろん、二度とその航空会社は使わない、ということです。
後味の悪い出来事です。