遅刻が治らない人っていますよね。
そもそも時間なんてどうでも良いと思っている人はさておき、遅刻しないように、と思ってもなかなか治らない、という人もいます。
私の身近にもそういう人が1人いるのですが、その人とスケジュール調整をしていて気づいたことがありました。
例えばある場所に行く時、その場所に12:00に着かなくてはいけないとします。
遅刻が治らないその人は、しきりに「12:00に着くように出発しよう」と気を付けます。
しかし、遅刻しない人は、「何時に出るか」を明確にするのです。
現在地から目的地まで20分かかるのならば、余裕を作って、遅くとも11:30には出よう、となるのです。
12:00に着くように出よう。
11:30に出発しよう。
この2つは結構違います。出発する時間が明確なので、この時間に向かって準備を進めるからです。
これは、電車に乗ることに例えたらわかりやすいかもしれません。
目的地に時間内に到着するためには、この電車に乗らないと絶対に間に合わない、となったら、なんとかその電車に間に合うようにするものです。
で、電車にさえ間に合えばちゃんと間に合います。
準備中に目指す時間は、到着時間ではなく、電車の始発時間です。
大きく言えば、目指す時間がより現在時間に近いのです。
12:00に着かなければならない。
11:30に出なくてはいけない。
11:00までに準備を終えなくてはいけない。
10:30までには朝ごはんを食べ終わらないといけない。
10:00には起きていないと間に合わない。
そして、前の晩に10:00に起きよう、という明確な時間が設定できるのです。
これが、最後の12:00に着くように起きよう、では、中身が漠然としてわけわからなくなります。
遅刻を治したい人はまず、何時に着くようにではなく、現在時間に近い明確な時刻設定をやってみてください。