なんだかおどろおどろしいタイトルですが、他のタイトルを思いつかなかっただけです。
先日も書いたとおり、昨日までとある島にキャンプに行きました。その時に利用したのが船です。 海を超えた移動は飛行機というイメージがありますが、
- 飛行機を使うほど離れていない
- 大量の貨物を運ぶ
- コストを抑える
といった理由でまだまだ船の利用価値は高い。
さて、実は私の知り合いに船の運行会社に働いている人がいます。偶然にも今回訪れた島への船の船長が私の知り合いです。もちろん、乗船中に船長さんとあうことは無いのですが、なんとなく不思議な気分です。
で、今日その船長さんと色々と船の話しで盛り上がったのですが、私が知らない業界構造がありました。 それは、船を運行する会社と、チケットを売る会社が別だということです。
だからなんだと思うかもしれませんが、これって結構不思議ですよ。 例えばJRのきっぷをJRじゃない会社が売買していたり、JALの搭乗手続きをJALではない会社がするみたいなもんです。
これは昔のまま今に続く構造らしく、この構造のための歪みも結構あるようです。 例えば、チケット関連でなにかしらわからないことがあったときに、それを思ったのが船内だったら間違いなく船員に尋ねるでしょう。同じ会社だと思ってますから。 しかし、実は船員は運行会社のほうの社員なので、チケットのことを聞かれてもわからないわけです。 とはいえ、「わかんないっす」ではクレームになるので、お調べします、と言って調べます。 調べる際、別会社に問い合わせるわけだから、対応がどうしても遅くなるし、意思疎通もうまくいかないこともしばしば。
運行会社とチケットと、その他を取り扱っている会社は、船上(海上)か陸上かでしっかりと仕事分担されているそうです。そのため、陸上から船上に移動するところで起こった事故などは、どちらの責任になるかで揉めることも多々あるそうです。
このように、運行会社とチケットを取り扱っている会社が別だということには(メリットもあるのかもしれませんが)デメリットが多いようです。しかし、その構造が変わる兆しはないようですね。
なぜでしょうか? そこが、船の闇です。ヤバイ世界だそうです。あとは想像してください。
そうやって港湾職員を見ると、また違って見えてきますね。差別はいけませんけど・・・