日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

育児に関して男性が意見するときは慎重になるべきだ

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現在2人の娘がいる。

内、下の娘はまだ0歳で、ようやく離乳食を開始したところだ。

 

ところが、なかなか離乳食を食べてくれない。

 

妻は、他の家事に追われながら離乳食をつくったあげく、

全く食べてくれないので、ゴミ箱行き、という日が続くと、

精神的に厳しいようだ。

 

と、妻はこれをSNSに軽い感じで

「離乳食を食べてくれる良い方法ないですかー?」

と尋ねた。

 

これに対するコメント。

「食べるまでは放っておけば良い」

「いつかしっかり食べるようになるから焦らなくて良い」

といった感じ。

 

興味深いのが、同じようなコメントでも

男性と女性では、コメントの印象が違うことだ。

 

女性は、

「大変だねぇ、、、わかるわかる」といった意見や

「ストレス発散のためにあそびにおいでよ」

など。

 

これに対し男性は、

「焦らなくて良い、結局食べるようになる」

「離乳食ではない、スナック的なものに頼るのはかえってよくない」

といった様子。

 

 

育児に関しては、昔に比べれば男性が参加することも

多くなった気がする。

男子の公衆トイレにあるおむつ替え台設置率が

あがったように見受けられるのも

男性の育児参加が上がったことを表しているように思う。

 

とはいえ、父親と母親と、直接的な育児負担を比較すると、

やはり、いまだ母親に相当寄っていると思う。

泣き止まない時の最後の手段、母乳も男性には不可能だし、

男性が育児休暇をとって、丸一日育児、

女性が外に出て働く、というのも、まだ少ないと感じる。

(勿論、これが平等になるのが望ましい、、、)

 

男性が、育児の大変さを女性と同じように感じ取るのは、

そういった理由で難しい。

 

話を戻そう。

 

さきほどの男性コメントについて。

「焦らなくて良い、結局食べるようになる」

「離乳食ではない、スナック的なものに頼るのはかえってよくない」

 

そんなことは、ほとんどの母親はわかっている。

その時点で「母親」というのを軽視している。

 

しかし、分かっているのになぜそんなことを悩むのか。

それは、その大変さを夫に、友達に、いろんな人に

すこしでもわかってもらいたい、という気持ちがあるからだろう。

 

この投稿に対して、放っておけば良いというコメントをするのは、

そんなこともわからないの、という上から目線のように感じる。

実際に、妻はそのコメントを見て、溜息しかでず、

投稿を削除しようか、と思ったらしい。

 

 

子供は、大人がそんなに気にしなくてもちゃんと育つ、、、

自分もそう思う。

しかし、前述のように、自分で作った離乳食が

ほとんどゴミ箱に消えていくことに対して、

気にしない、なんてできるだろうか?

子供はちゃんと育つから、そのくらいのこと

気にしない「べき」なんだろうか?

 

「放っておけば良い」

こういう意見を言うのが男らしい、と思っているのは

そういうことを言って自分に酔ってる男性だけ。

「やっぱり大変ね、子育てって」と愚痴を聞いてあげる方が、

よっぽど男としては器量があると思う。

 

離乳食を食べなくて、そのあとお腹が空いて泣きわめき、

母乳を与えて、夜寝かしつけて、夜泣きのたびに起こされて、

気になる症状があったら病院に連れて行き、、、

こういったことを「主に」しているのはやはり女性ではないだろうか。

男性の仕事が休みの日、

それを全部やってあげたとしても、

休みは、多くて週に2日程度であろう。

 

24時間、365日の内、ほんの一部だけ育児に参加して

まるで育児のことがわかったかのように意見するのは、

本当によくない。

 

自分の話をすれば、

自分はフリーランスなので、サラリーマンに比べれば、

家にいる時間が多いし、それに伴って育児を手伝うことも

多くできていると思う。

育児だけでなく、家事、洗濯も結構する。

 

しかし、妻の育児負担からすれば、どれだけ自分がサポートしても

数分の1ではないだろうか。

 

子持ちの男性の皆さん、

妻を、母親としてどれだけ大変なことをしているか

しっかり見てみてください。

 

しっかり見れば、言い方が「ほんの少し」変わるかもしれない。