https://news.yahoo.co.jp/pickup/6320379
私の音楽遍歴は間違いなくサザンオールスターズから始まりました。 今も昔も私にとってはナンバーワンアーティストです。
その次にハマったアーティストは、アコギを始めた後になります。 山崎まさよしさんですね。 当時はビデオを見ても、何を弾いているのかさっぱりわかりませんでした。すごいテクです。 今は弾けるのかというと、、、まあよしましょう。
そして、同じ時期にハマったのが冒頭リンクのスガシカオさんです。
スガシカオさんはもともとファンク好きだそうで、楽曲の中にもその片鱗が随所に散りばめられています。 リズムは16でハネているものが結構多いし、コードは9th系がガンガン入ってきます。
リズムやコードにフォーカスする癖があるので、こういったところではまるのはある意味想定内でした。 また、もちろんポップスの中核をなすメロディーも体に染み込むようなものが多い印象です。
それもそのはず、スガシカオさんはサザンや桑田佳祐さんから影響を受けたそうです。 それを知ったのは実は結構最近で、地上波のある音楽番組で、サザンを特集するコーナーに、ミュージシャン枠のゲストでスガシカオさんが参加しており、サザンに対する思いを熱く語っていました。 サザンのことをスガシカオさんが語るなんて、私にとってはこの上ない番組でしたね。
話がそれましたが、スガシカオさんにハマったのにはもう一つ要素があります。 それが歌詞です。
- 僕らが二度とない今に光る星ならば、きのうと変わらない今日を生きる意味がある
- あの日スタートの合図で走り出した僕らに いまさらもうわざとらしいゴールなんかなくてもいい
これら以外にも、本当に心にしみる歌詞が多くあります。 私はスガシカオさんの楽曲を聞くまで、正直あんまり歌詞を聞いていませんでした。 スガシカオさんの曲のときも、特に歌詞を聞こうと思っていたわけではありませんが、気づけばドハマリです。
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難聴という、ミュージシャンにとってはつらすぎる病気と向き合っているスガシカオさんのインタビューですが、歌詞に共感するだけあって、このインタビュー内容も、うんうんとうなずくことばかりです。
めちゃくちゃかっこよくて、でもどこかに陰りがあって、それは誰しもがもつ人間の暗い部分の象徴の様に感じ、だからこそ外からと内からと聞く人の心に染み込んでいくのではないでしょうか。
これまた私が大好きな作家、村上春樹さんも、JPOPはほとんど聞かないのにスガシカオさんの曲は結構聞くそうです。 実際にアルバム「THE LAST」では村上さんがレビューを書いています。 村上さんの著書の中でもスガシカオさんに触れていることは、リンクの記事にあるとおりです。
ということで、私はスガシカオさんが大好きです。 今後の活躍にも大いに期待しています。