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話芸のプロフェッショナル、ジュニアさんの発言に関する記事です。 最近は芸人さんを始め、有名人が政治的な発言をすることも珍しくなくなったという気がします。 いや、もしかして昔からそういうことはあったのかもしれません。
ジュニアさんも言ってますが、有名人が政治的な発言をすること自体は問題ないと思います。 政治的な発言というのは、有名人に限らず誰でもして良いもので、有名人だからそれをしちゃいけないというのはおかしな話です。
ただ、公共の電波に乗ることが多い人達なので、その主張があまりにも偏っていたり、事実に反していたりすると問題はありますけど。
一方、政治の世界はやはり複雑で難しい。芸人さんはお笑いのプロ、スポーツ選手はスポーツ方面に長けている人というのと同じように、政治にもそれをするプロ、それを評論するプロがいます。 プロのお笑い芸人が一般の面白い人に絶対に負けないように、政治の知識ではその道のプロにはどうしてもかないません。
ただ政治は国民全員が参加すべきものなので、繰り返しになりますが、自分の知っている知識範囲内での意見を述べることは問題ないと思うのです。
私が問題だと思うのは、メディア側です。 政治のプロではない有名人の意見を大きく取り上げ過ぎだと感じますし、ワイドショーやニュース番組にも専門家以外を使いすぎていると感じます。 しつこいようですが、私も含めた国民のほとんどはおそらく、政治の難しいところは理解できません。しかし政治は国民のものです。 一般人の意見を代弁して、有名人がメディアで意見を述べる、それは知識が専門家ほどではないからこそ一般人に共感が得やすい内容になるのかもしれません。 しかし、やはりバランスは必要です。専門家でないとわからないこともあります。 メディアの役割は、多くの国民の賛同を得られやすいような意見を述べる有名人をゲストに迎え世論を形成して権力監視をすることではありません。 難しい政治をわかりやすく説明し、国民が政治を監視するのに最低限必要な知識を報道に乗せて伝える、ということのほうが、メディアの役割としては重要度が高いと思います。
ちなみに、本当に政治の方に興味があって、国会議員に立候補した人もいますね。 そこまでいけば、それは知識が専門家ほどではない有名人、という枠を超えていると思うので何も言うことはありません。
何はともあれ、政治に関心を持つことは必要だとは思います・