Apple Musicトライアル中ですが、すでにその便利さに取り憑かれて、これは間違いなく更新になるだろうと思っています。
使い始めにわからなかったことがだんだんと分かってきたので、まだApple Musicのことがわかっていないという人のために、自分なりに解説してみます。
なお、この解説はApple Music契約済み且つ、iCloudミュージックライブラリを使用することを前提に書いています。
そのiPhone上の設定はここです。
設定→ミュージック内
さて、Apple Musicに登録するとできるようになることは大きく2つ
ですが、このへんの概念を表したのが下の図です。
まず、ライブラリというのは、コンピュータ内にある曲全てです。音楽が好きな人ならば、1万曲以上あるかもしれませんね。 そして、Apple Musicというのは上記した、何千万曲というApple Musicの曲です。
アルファベットが振ってありますが、言葉で説明すると
A:ライブラリ内にあってApple Musicにない曲 これは、自分でCDを借りてくるなりなんなりして、コンピュータに取り込んだ曲のうち、Apple Musicのラインナップにないものです。
B:ライブラリ内にあって、且つApple Musicにもある曲 言葉と図のまんまです。
C:Apple Musicのライナップにある曲で、自分のライブラリにはない曲 これに相当する曲が聞けるようになるのが嬉しいことですね。何千万曲も自分で保存している人はいないでしょうから、聞ける曲数が飛躍的に上がるということになります。
さて、Apple Musicに登録すると、A,B,C全ての曲を、自分のApple IDで管理している全てのデバイスで聞くことができるようなる、ということです。 つまり、A,B,Cすべての曲がクラウド上にあり、いつでもどこでもアクセスできるようになる、ということですね。
Apple Music上、曲の横にある「+」を押してライブラリに追加をするというのは、この図で言えば範囲Cにある曲を範囲Bにもってくるということを意味しています。 「+」を押して、そのマークが雲のマークになるか、ダウンロード済み(チェックマーク)になるかは、上記と同じ設置画面内「自動的にダウンロード」で切り替え可能です。
これをオンにすれば、ライブラリに追加と同時にiPhoneへダウンロードするので、ダウンロード後はオフラインで聞けるようになるし、通信量もかかりません。反面、iPhoneのストレージを圧迫することになります。 自宅にネットを引いていて、ほとんどwifi環境下という人は、自動的にダウンロードはオフにしていたほうがよいかもしれません。 ダウンロードしないということは、iPhoneのストレージを使わないということで、逆にクラウド上の容量制限はありませんので、片っ端から+ボタンを押していっても全く問題ありません。
先日投稿したブログに使った、mac上のiTunesライブラリ画像を再掲しますが、この画像を使えば、 アップロード済み:範囲A マッチ:範囲B ですね。
前回も記事に書きましたが、範囲Bにある曲はマッチングの結果音質が良い方が選ばれる仕組みになっています。
プレイリストがA,B,Cの範囲にまたがって書いてありますが、つまりプレイリストは全ての範囲にある曲から横断的に曲を選べます。
Apple Musicにはフォロー、フォロワー機能があり、その中でプレイリストの閲覧、リスニングも可能です。 しかし、プレイリスト中、範囲Aにある曲は、プレイリストを作った本人以外は聞けません(グレーアウトします)。これが聞けてしまったら、戦略としてApple Musicにラインナップしていない楽曲もシェア可能になってしまうからです。
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だいたいこんなとこですかね。 しかし、よくこんな仕組み作ったな、と思います。あっぱれ、Apple Music