タイトルでは「忘れた」と書いていますが、実際はそうではなく、パスワード変更のタイミングでおそらく打ち間違えたのだと思います。 で、私のmacではありません。
しかし、当の本人はかなり焦っています。 なんといっても起動時にパスワードを求めるように設定しているので、起動すらしない状態です。
さて、ターゲットモードで立ち上げ別のmacから除くことができるかどうかを確認すると、問題なかったので、データ的には一安心、最悪の事態は避けられそうです。
ネットでいろいろ調べると、macOSユーティリティーからのターミナル利用が一番良いようですね。 起動と同時に⌘+Rを押して、macOSユーティリティーを立ち上げます。 後にネットを使うので、ネットには接続しておきます。
ツールメニューからターミナルを起動。 「resetpassword」と入力してEnterをおすと、パスワードリセットのウィザードが立ち上がります。
このコンピュータはAppleIDと関連付けされていたようで、AppleIDが表示され、AppleIDのパスワード入力待ちになりました。 正しいパスワードを入力すると、2ファクタ認証なので、別のAppleデバイス(iPhoneなど)に6桁の認証コードが送られます。 その認証コードを入力すると、新しいパスワード設定画面になり、パスワードを設定して完了です。
◆
利便性とセキュリティーは表裏一体と考えられてきました。 今回の復旧作業も決して簡単だとは言えませんが、このくらい難しくないとセキュリティー上危ない、とも言えます。 これを超えてくれたのが指紋認証、顔認証だったのだと思います。 指紋も顔も絶対ではありませんが、かなりの精度を誇ります。そしてロック解除は至って簡単です。
指紋や顔の認証をもってしても「セキュリティーがー」と言っている人はゼロリスク思想か現実を知らないだけではないでしょうか。私はいまのところこれ以上に利便性とセキュリティーを兼ね備えた方法を知りません。 今回の作業も、macのログインが指紋や顔認証だったらまったく問題なかったわけです。
今後、この利便性とセキュリティーのバランスはますます注目されていくでしょう。 セキュリティーに関しては、それを突破してよからぬことを企てようとする側とのイタチの追いかけっ子になりますが、これは避けられそうにありません。
だから、今回の面倒さもしぶしぶ受け入れなくては、と思っております・・・・