日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

レジなし精算導入で、全体の接客レベルがあがる

https://newspicks.com/news/3367605

間違いなくこの方向に進んでいくでしょうね。 人手不足、人件費に割くお金もさほど大きくできない。 当然の帰結です。

私はとても良い方向だと思っています。 それは別に、レジに人なんていらねーよ、と思っているからではありません。 実際に、すべてのレジから人がいなくなることはないのではないかな、と思います。

ではなぜ良い方向だと思うのか。 それは、質の低い店員が淘汰されるからです。

自動精算になったら、おそらく一定の批判があります。その中身は「人の温かみがー」みたいなものです。 書くと冷たく感じますが、別に人の温かみをバカにしているわけではありません。 ただ、人の温かみを求める店とそうでない店があるのは事実です。 業種によっても違うでしょうし、人によっても違うでしょう。

例えばコンビニ。 コンビニは読んで字のごとく「便利な」店です。 そのネーミングに全く違和感がないほど、コンビニは便利です。 だとすれば、レジ精算がいらなくなるというのはさらなる利便性アップに違いありません。

しかし、人によっては特定のコンビニのある店員の接客応対が心地よくて店に通う、ということもあるでしょう。 コンビニに限らず、こういう需要があるうちは人のいる店はなくならないし、需要がゼロになるとは思えません。

店舗の経営者は、その接客応対の素晴らしさがどのくらいの集客力や売上に反映されるか、を見ます。 自動精算の場合でも売上はあがるし、減価償却が終わればシステムのランニングコストはほぼなくなります(レンタルの可能性もありますが、おそらく人件費よりは安いでしょう)。 つまりそこに人を置くということは、無人よりもその人がいることによって、人件費を差し引いてもプラスとなる場合に限られます。

結局これは、かなり良い接客応対の店員しか残らない、質の低い店員が淘汰されることを意味します。

利便性だけを追求した店ならばレジなし自動精算、人がいる店の接客品質が一定以上、となれば全体としてとても良い。 今のアルバイト雇用形態では、多少勤務態度が悪くても、人手が足りないのでクビにはしにくい。結局そのしわ寄せは消費者に来ます。

システムの費用はかなり高額が予想されますが、普及すればするほど安くなるでしょう。 早く普及してほしいものです。