日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

海外生活は、ただするだけでも結構おもしろいよ その4

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3ヶ月前くらいに、その1からその3まで投稿したが(下部にリンクあり)、また思い出したことがあったので、備忘録として投稿しておく。

(既に忘れてしまっていることもたくさんあるのだろうな)

 意識してようがしてなかろうが、国にはイメージというものがつきものだ。

そして、そのイメージの中には、実際とは結構違うものがある。

日本に対するイメージ

オーストラリアは南半球にあり、ブラジルも同様ということもあってなのか、ブラジル人も多い。

そして、ブラジルには日系人も多いので、ブラジル人は日本という国に対するイメージを、他の人よりも意識的に持っている印象を受けた。

 

あるブラジル人に質問。

日本という国に対するイメージを3単語あげるとすれば?

 

予想の答えは、フジヤマ、サムライ、スシ、忍者あたり。

しかし、答えは全く違って、ソニートヨタ、トーキョーだった。

 

で、追加で質問。

「サムライとか忍者は知っている?」

(ちなみに、相手のブラジル人は当時25歳くらい)

 

「当然知っているが、それは昔の話で、今はいないでしょう?」

 

ご名答である。

しかし、次の言葉でご名答が台無しになった。

 

「君のお父さんあたりはちょんまげでしょう?」

 

流石に、時代感覚まで他国の人に求めるのは酷だろうか、、

 

ブラジルのイメージ

逆に同じ質問を受けた。

つまり、ブラジルという国に対するイメージを3単語あげるとすれば?

 

「サッカー・コーヒー・アマゾン」

 

即答したが、これには特に驚きはなかったようだ。

しかし、その後の話のなかで出てきた内容が面白かった。

まず、誰もが認めるサッカー大国だが、サッカーが下手なブラジル人ももちろんいる。

それから、コーヒーより紅茶を好むブラジル人もいる。

アマゾンに関しては、ほとんどのブラジル人は見たことも行ったこともない。

(あと、リオのカーニバルの会場に入るには入場料が発生するというのも知らなかった)

 

これらは日本に照らし合わせれば、至極当然のことだ。

勤勉でない日本人も(たくさん)いる。

日本酒よりビールやワインを好む日本人も多い。

ブラジル最大の都市、サンパウロからアマゾンまでの距離は、日本の九州から北海道よりも遥かに遠い。

そんな距離のところにみんないったことがあるわけもない。

 

話が前後するが、別のヨーロッパ人に、日本はどこからでも富士山が見えるんでしょう、と言われたことがある。

そんなわけない。自分の家からは絶対に見えない。

イメージと実際は違うということを実感

日本にも外国人はたくさんいるが、日本に来たことがない外国人に会うためには、自ら海外に出向くしかない。

そして、日本に対する単純なイメージだけを聞くとすれば、日本に来たことがない外国人からの答えの方が純度が高いだろう。

 

逆に言えば、我々日本人が持っている外国に対するイメージのなかで、もし行ったことがない国のイメージが既にあったとしたら、そのイメージは実際とは結構かけ離れているかもしれない。

 

イメージを持つこと自体は悪いことではないと思うが、それによる先入観を持ちすぎることは危険だ。

(もちろん、日本に滞在している一部の外国人を基に、その国のイメージを作り上げてしまうのは、より危険だし、報道だけでそれをするのは愚の骨頂だ)

 

一般的イメージと実際が違うことは常だ、とひしひしと感じた海外滞在だった。

 

 

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