インターネットの爆発的な普及によって、最も変わったのはコミュニケーション方法ではないだろうか。
より砕いて言えば、連絡方法が変わったと感じる。
考えてみれば、コミュニケーション方法をテクノロジーの発達は密接に関係している。
各々の連絡方法の特徴
現代では、ある人とコミュニケーションをとる方法として、直接会う、電話する、メールする、手紙を書くという手段がある。
尚、メールにはLINEやFBメッセージなどのテキスト送受信全般を包含するものとする。
どの方法でも、相手と連絡をとりあうという目的は達することができるが、各々の特徴を踏まえたうえで、最適なものを選ぶべきだと思う。
直接会う
一番基本的なコミュニケーションで、「空間」を共有できる唯一の方法。
長所は言うまでもないが、短所は時間と手間がかかること。
(だからこそ価値が高い、とも言える)
電話する
双方のやりとりがリアルタイムであるという分野では、なんといっても早さが特徴。
短所は、双方の状況をふまえず、そのコミュケーションを開始しなければならないこと。
(寝ていても、休憩していても、電話がかかってくることはあるし、かける方にも責任はない)
メールする
双方のやりとりのリアルタイム性を除けば、早さはこれが一番だろう。
書面として記録が残るという長所の反面、短所は相手の状況によって、リアクションが遅れたり、未読だったりする可能性も充分にある。
(未読、既読の確認機能はあるが、電話ほどの確実性はもちろんない)
手紙を書く
最も古典的な方法。
直接会うことの短所とメールすることの短所を併せ持つ。
これら特徴を踏まえたうえで、正直面倒だな、と思う連絡方法が「電話」だ。
メールより電話を選ぶ理由に納得出来ない
上述したように、電話というのは、相手の状況に関係なくかかってくる。
それが、本当に緊急の場合は、これに勝る早さの連絡方法はないだろうが、そんなに急ぎでもない連絡が電話でくるときは、正直「メールでお願いしたい」と思う。
そして、メールでも良いのにあえて電話してくる理由が、発信側の「メールは面倒」というもののことも多い。
以前書いた記事だが、この記事の古市氏は、手紙や電話を一切しないということではなく、仕事において、優先することを考えた時に、手紙よりメールのほうが上、と判断しているということだ。
実際に、メールのリアクションの早さは、コントローラブルだ。つまり、短所の部分を減らすことは出来る。
これに対し、電話の短所は、実質アンコントローラブルだ。
メールが面倒と言っている方は、その面倒な分のしわ寄せが相手にかかっている、ということを認識していただきたい。
※連絡、コミュニケーションは、仕事だけではないので、敢えて手間や時間をかけて直接会ったり、手紙を書いたり、という方法はもちろん素晴らしい。要は使いドコロだ。