日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

幼稚園の抽選

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知り合いの子どもは、来年度4月に幼稚園に入園ということで、その準備をすすめている。
 
といっても、この段階での準備はなにはともあれ、入園する幼稚園を決めて手続きすること。
待機児童問題が深刻化している地域が多々ある中で、この幼稚園も例外ではないようだ。
 
基本は先着順、定員までは入園できるのだが、その過程に不思議な点がある。

2度並ぶ必要がある

 
まず、昨日の夕方6時に「整理番号」を配布する。
入園を希望している保護者は、その整理番号をもらうために早くから園の門前に並び、6時開門と同時に、配布場所である教室まで猛ダッシュ
担当者に早くたどり着いた者から順番に整理番号を配られる。
 
続いて、その整理番号を手に、園内の体育館のようなところに移動し、そこで待機する。
ちなみに、整理番号を手に入れられなかったら、来年4月の入園は諦めるしかない。
 
さて、ここで待機して何を待つかと言えば、願書提出を待つのだ。
何時までか?
夜中の12時までだ。
 
夜中の12時になると、園の担当者が体育館に表れ、保護者は整理番号順に願書を提出していく。
それで終了して、帰宅する。
 
要するに、2回並ぶのだ。
整理番号をもらうために1回、願書を提出するのに1回。
 
お気づきだとは思うが、不思議なことは、なぜ2回並ばなくてはいけないか、だ。
 
夕方6時の時点で整理番号を獲得すれば、それは願書を提出する権利を得たのだから、それから12時まで待つ理由は無いように思う。
 
そこで思いつくのは、6時に整理番号獲得後に、一旦帰宅して、11:55くらいにもう一度整理番号片手に来園すればよい、ということだが、それはNGらしい。
 
しかしながら、6時から12時までのあいだ、一時不在はOKらしい。
この「一時」がどのくらいの長さなのかが明確ではない。
 
ということで、結局6時に並んで整理番号を獲得し、それからなぜか12時まで待機して、12時に願書を提出するという結果になる。
 
幼稚園関係の知り合いがいないので詳しくないのだが、こんな面倒なことをしなければいけない理由が何かあるのだろうか。
誰の得になるのかもわからない。
 
願書提出は12:00なので、結局12:00に幼稚園担当者もその場にいなくてはいけないし、保護者も然りだ。
 
これが夕方6時1回で終われば、双方にとって良いことではないのだろうか。
 

非効率が目立つ幼稚園

 
自分の子どもも幼稚園に行っているが、保護者の目から見て、なぜそんなに非効率的なことをいまだに続けているのかさっぱりわからないことだらけだ。
 
幼稚園から保護者全員への連絡は、自分たちの幼少期にあった頃と同じ仕組みを今でも採用している。
念のために説明すると、連絡網という紙に従って、連絡を数珠つなぎに行い、最後の人が最初の人に伝わったことを確認する、というものだ。
 
こういった連絡は、いまやSNSを使ったほうが何倍も早い。
当然SNSを使っていない人もいるだろう。
しかし、全員使っていることが確認できたのならば、SNSを使えばよいのではないだろうか。
 
実際、保護者の間では幼稚園の連絡網を無視して、LINEグループで情報を共有している。
情報発信者である幼稚園だけが浮いている状態だ。
 
また、イベントの写真も同様。
現像した写真を園内に番号付きで掲示し、保護者は幼稚園にわざわざ足を運んで、ほしい写真の番号を控え、希望枚数と共に提出、その分のお金を払う。
 
こんなことは、クラウドを使えばお金も業務量も使い勝手も上がることは自明。
 

幼稚園にも新しい風を

 
幼稚園を含む教育機関は、閉鎖的になりがちだ。
時代が急速に変わっているときに、教育機関だけおいてけぼりをくらわないように気をつけてほしい。
 
まずは、上述した誰が聞いても不思議なシステムを見直すところから始めてほしいものだ。