今日は祝日かつ家族も全員休みだったので、買い物に出かけた。
普段から、ネットではなく実際に手にとってみたあとに購入したいもの、というリストを作っているので、それを買いに街に出る。
モールは市街地より便利
子供連れで街に出かけると、利便性という意味で郊外のモールに劣ることは否めない。
モールの場合、食事、買い物、その他必要なことはほとんどモール内ですんでしまうし、モール内のどこに行くにしても、バリアフリーはもちろん、ベビーカーの幅のことまで考慮してある。
トイレや飲食店の子ども対応も万全で、こういったきめ細かい部分は、全体を一つのモールとして統括しているからこそできることなので、逆に市街地全体にそれを求めるのは難しく、予想通り不便がつきまとう。
店から店への移動中に横断歩道を渡るのはやはり危険を伴うし、飲食店によっては子ども用の椅子や皿を用意していないところもある。
第一、街全体がバリアフリーになっているはずもなく、ベビーカーを実際に押してみて、いかに市街地が「でこぼこ」なのかを思い知ることになった。
全国展開する規模のデパートといえども、モールの大きさにはかなわない。
というか、デパートは基本的に中流以上の客層をターゲットとしているようなので、買いたいモノの選択肢は、そんなに多くはない。
つまり、高い。
デパートが勝っていた点
しかし、今日デパートによってみて、あきらかにデパートの方が良いと思ったところがあった。
それは、トイレだ。
なんだそれは、と思うかもしれないが、子どもを持つ親としては、トイレというのは非常に大きな問題。
おむつ替えや授乳室、その他の設備が完璧に揃っているところというのは、モールといえどもそうそうないが、今日いくつか行ったデパートは、どこも完璧に近かった。
清潔感はもちろん、母親1人、子ども2人でトイレに行った場合でも対応できるよう、一つの個室に大人用トイレ、子供用トイレ、おむつ替え台がまとめてある。
もちろん、男性側にも同じ設備がある。
使用はもちろん無料だ。
日本は随分まえから不況、不況と叫ばれている割に、明らかに高価なものばかり置いてあるデパートの駐車場はいつも満車だし、開店前にも行列が出来ていることに、ある種の憤りを感じているのも事実。
そんな贅沢をできるくらいなら、もっと税金を若者につぎ込むべき、なんて真面目に思うこともあり、総合的にはデパートに対する印象は悪い。
しかし、ある部分にスポットをあてると、当たり前なのだが意外に良い部分も発見できる。
自分は小さな子どもを持つ親という立場になったので、こういったことに気付いたのだが、ほかにも様々な立場の人が、デパートの良点を各々で感じているのだろう。
物事の善し悪しは、そう単純にはわからない、と感じた休日。