日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

同調圧力に負けるな

mainichi.jp

 

アルバイトをしなくなって10年以上の月日が経つ。

だから、今時のアルバイト状況というのはこういうニュースで知るしかないし、このニュースも全体のごく一部のことなのか、当たり前のように蔓延していることなのかは、自分にはわかりかねる。

 

しかし、もしこのニュースのような状況が蔓延しているのだとすれば、時代は変わってもその環境はさほど改善されていないのだな、と感じる。

 

自慢にもならないが、学生時代はありとあらゆるアルバイトをした。

その多くは接客業であり、接客業は人のバリエーションを知る上で貴重な経験となった。

経験して知ったことは、客のバリエーションだけでなく、中身の体質もだ。

 

このニュースでは、病欠で罰金という悪質なものだが、ここまででなくとも、バイトにノルマがあるのは当たり前だった。

どんなノルマかというと、例えばコンビニならば、クリスマス時期にケーキを1人5個は注文をとってくる、ある飲食店では、正月におせち料理を1人3つは注文をとってくる、といった具合。

カラオケ店で、一月に10名以上は知り合いを連れてくる、というノルマもあった。

 

これらのノルマを超えられなかったらどうなるか。

罰金はないが、自分で注文しなくてはいけない。

一人暮らしでおせちを泣く泣く注文したこともあった。

ほとんど罰金と同じだ。

 

電通社員自殺問題以降、労働環境、さらには働き方そのものが見直されている。

労働環境だけでなく条件もだ。

男性にも育休を与える、産休後の降格は認めない、などの法律ができつつある。

 

しかし、これらは法律をつくっただけでは全く機能しない。

実際、上述した、バイトにノルマを課せて、達さない場合は自腹で購入させる、というのは、昔であっても法律に引っかかる可能性が高いらしい。

 

しかし、問題は法律に違反しているかどうかではなく、法律に違反しているじゃないか、と言える空気が全くないことだ。

 

自分の場合は子どもが生まれた時にはフリーランスだったので、産休という制度を使った経験はないが、以前サラリーマンをしていたときのことを想像しても、いくら法律で認められている権利だからと言って、産休を堂々と取れる雰囲気はまったくない。

 

このニュースをあつかっている別のサイトによると、これが発覚したのは、SNSにペナルティーの記載がある画像を投稿したことによるらしい。

 

計算しているのかどうかわからないが、少なくとも職場でこれに抵抗するには、その同調圧力が強すぎる。

「みんなそうやっているから」という雰囲気がその場を支配している。

これに抵抗するためには、世間に問うてみるのが一番良い。

 

同調圧力に負けるな。

自分が「おかしいな、、」と思っていることは、結構な人数のひとが「おかしい」とおもうこと、という可能性は決して少なくない。

 

 

www.famo-seca.club

www.famo-seca.club