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年間の交通事故による死亡者数は、記事中にもあるように昨年で3904人です。
このグラフをみてわかるように、着実に死亡者数は減り続けていますね。
1970年あたりの約1/3です。
とはいえ、依然としてその数の多さに驚きます。年間で4000人弱ということは、単純計算しても一日あたり10人です。凄まじい数字で、車が走る凶器だと言われる所以です。
普段から交通事故対策は、意識的なものも去るものながら、やはりテクノロジーの活用が重要だと考えてきました。
自動運転はその代表で、環境と技術が確立すれば確実に交通事故による死者数は激減するでしょう。
しかし、自動運転が実際に普及するまでには様々な壁があり、10年以内にどうにかなるかといえば、微妙なところです。
それまでの間指をくわえて、4000人もの死者を出す交通事故を傍観しているわけにはいきません。
冒頭の記事を読んで、私自身も驚きました。
席別致死率は、後部座席の方が高いということです。先入観で運転席、助手席が危ないと思っていました。
それはもちろん、運転席と助手席が前に位置しているので被害も一番多い、ということからくる先入観ですが、記事によればその数字が逆転、つまり後部座席の方が致死率が高いのは、エアバックやシートベルト着用によるということです。
恥ずかしながら、私も後部座席ではシートベルトを締めていませんでした。やはり前に比べれば安全だろう、と考えていたからです。
今日から後部座席でもシートベルトを着用するようにしたと考えています。
といっても、自分自身が運転することが圧倒的に多いので、せめて家族には後部座席でもシートベルトを締めるように伝えます。
一方、もう一つの要因であるエアバックは、テクノロジーの恩恵です。
このエアバック、少し調べると発明者は小堀さんという日本人です。
素晴らしいですね。まさに人の命を救う発明です。この方の発明で何人の命が助かったのかと思うと、本当に偉大な人だと思います。
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死者数が多い交通事故、かといって車社会から脱却できるかと言えば無理でしょう。この便利さは手放せません。
だとすれば、意識とテクノロジーでいかにリスクを下げるか、と考えるしかありません。
庶民である私たちにできることは、シートベルトを後部座席でも締めること。
それから、企業にはぜひ自動運転を始めとした安全への探求を続けてほしいと思います。