今年のゴールデンウィークは、まったくもって休みがありません。
音楽稼業はそもそも、人が休んでいる時が仕事という側面もあります。
私にとって仕事は楽しいものなので、特に休みがないことをストレスとも感じません。
ただ、一家でおでかでなどが出来ないのは、家族に対して申し訳なくはありますね。
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ゴールデンウィークはとにかくどこも混雑しているイメージがあります。
交通機関では、車は渋滞、バスも電車も飛行機も場合によっては予約しないといけないこともしばしば。
飲食店も、少し有名なところはどこも行列、予約必須。
あらゆるサービス施設も、待ち時間が普段よりもずっと長い。
休みの日に疲れる、というシンプルな矛盾が一つ生まれます。
日本経済が豊かな証拠だ、というほど割り切れるものではありません。
やはり気が滅入りますよね。
そんな時に行くところをおすすめするとなると、必然的にマニアックなところになります。
ということで、私ならすぐに思いつくのは滝です。
滝は良いですよ。
特にゴールデンウィーク辺りが見頃というわけではありませんが、いつ行っても気持ちが良いものです。
雨の日は若干萎えますが、悪いことばかりでもなく、流量が増えます。
流量は、滝の3大スペックの一つで、ちなみに他2つは滝幅、落差です。
滝幅、落差は固定ですが、流量は日々変動しますし、その周りの景観を含めると、行く度に新しい滝の姿を見ることができます。これが理由で、滝は何度も訪れる価値があります。
自然のものなので24時間365日営業中(?)で、大抵無料です。
マイナスイオンのことはよくわかりません(というか信じていません)が、その景観や程よい湿度がリラックス効果をもたらしてくれるのは確実でしょう。
これから日本列島は、アフリカからきた人ですらとても耐えられない、高温多湿、不快指数たっぷりの夏に向かって行きますが、滝のそばはそんな季節でも意外と快適です。
少なくとも気温が結構低い。
最近は、大型商業施設や駅などで、エコ的な観点からドライミストが導入されているところを結構みかけます。
滝のそばが涼しいのはこれと同じ現象ですが、当然ながら滝の方がホンモノです!
もっとエコでもあります!
(そこまで行く車の出す排気ガスは、とかは都合よく無視しておきましょう・・)
ということで、滝はゴールデンウィークにも、それ以外の時期にもおすすめのおでかけスポットですが、欠点もあります。
欠点というほどではありませんが、滝が心霊スポットになっているところも多い、ということです。
自然ということから考えたら、ただ水が流れているだけなのですが、そこに神を祀り、大切にしているというところも多い。
滝は自然の中にあるので、日光が樹木に遮られていて薄暗いところもあるし、当然ジメジメしています。それに神社や地蔵があると、心霊スポットになるのも無理はありません。
しかし、それはさておいても滝はおすすめです。心霊的なことにアレルギーがある人は、晴れた日の昼に是非行きましょう。
最後に、私が海外滞在中に見た、これまでで最も感動した滝の写真です。
写真ではなかなか伝わりませんが、その壮大さに本当に言葉を失うほど感動しました。
落差は250m以上あるそうです。