飲食店は、味もさることながら、そのサービスも重要ですよね。
美味しくても接客が悪い店、雰囲気が悪い店からは足が遠のくものです。
あと、清潔感がない店も嫌ですよね。古いは良いですけど、汚いは嫌です。
中には、その味のクオリティの高さだけでやっていっている店もありますが。
私の中で、味を除いて最も気にする点は、接客です。
つまり従業員ですね。
結局従業員の良し悪しが、雰囲気も清潔感も決定づけるのだと思います。
モノを作る前にヒトを作れ、ですね。
しかし、良い接客というのはなかなかに難しいものです。
一流のホテルスタッフに求められる接客を居酒屋の接客に使うと、かなり浮きます。その逆も然りです。
同じ職場であっても、不特定多数を相手に行うことが接客の前提なので、結局マニュアル化には限界があります。
相手をみつつ、柔軟に、ということでしょう。
しかし、だからこそどんな相手、どんな職場においても求められる最低限の接客は十分に意識、習得しておくことが大切でしょう。
日本の接客の世界的に見ても素晴らしいと言われるくらいなので、最低限の接客術ですら結構レベルが高いのではないでしょうか。
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先日ある飲食店に行きました。夜のピークを超えた時間で、客は自分も含めて数人。店側はそろそろ閉店作業にとりかかろうかな、というところです。
多くの飲食店では、この時間帯に客数に対して従業員数が多くなりますが、この店もそうでした。
で、従業員同士が楽しそうに会話しています。
これは個人的な意見ですが、やはり従業員同士の楽しそうな会話は、印象が良くない。
もちろん内容にも会話量、声の大きさにもよりますが、内容が丸聞こえで、その内容は限りなく仕事と関係のないものでした。しかも、ずーっとです。
従業員には、もちろん楽しそうに仕事してもらったほうが、客としても嬉しい。しかし、仕事に関係ない話をしなくても楽しそうに仕事をすることはできます。無愛想と真面目は意味が違いますよね。真面目と楽しそうは並行可能です。
そもそも、そんなに楽しそうに話していたら、客の方からなにか頼みたいことがあっても、話しかけにくい。
従業員同士の私語は慎みましょう。
これは上記した、最低限の接客範囲内ではないでしょうか。
全く話すなと言う意味ではありませんが。
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オヤジのボヤキのようになってしまいましたが、多分私と同じように思っているひとも少なからずいると思うので、接客に携わっている人は気をつけてみてください。
また、こういうことが学べるので、やはり接客業は一度は経験するととても良いと思います。