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このシリーズ、最初に出た時はすごく話題になり、周りの友人はみんな読んでゲラゲラ笑っていました。
アニメや特撮の中で起こる現象を本当に科学的に検証するとどうなるか、という内容です。
日常会話レベルでも、あのアニメのあのシーンはあまりにも非現実的すぎるよね、といったことはよく話していました。
しかし、この本の後味が良かったのは、著者である柳田理科雄さんが、アニメや特撮が本当に大好きだということが文章からにじみ出ていて、つまり「あんなのありえない」といった批判的要素からはかけ離れていたところです。
それはあとがきに本人も触れていたはずです。
(随分前のことなので、記憶は曖昧ですが・・・)
柳田理科雄さんがしたことはつまり、好きなことであるアニメや特撮、それから得意である科学(中退とはいえ東大ですからね)をかけ合わせてアウトプットしたということです。
この3つの要素ってとても大切だと思います。
確かに記事中にもあるように、きっかけになったのは生活苦らしいですが、日本の貧困率を見る限り、生活苦はもはや当たり前ですよね。
それを回避するためには、まずは金です。身も蓋もない言い方ですが、そりゃ金ですよ。
しかし、どうやってお金を稼ぐのか、ということが、ツールが無限にあるこの時代だからこそ選択肢が多すぎて難しい。
その時に考えることが上の3つだと思うのです。
好きなこと、得意なこと、そしてアウトプット。
政府主導で労働環境改善が進められていますが、企業で働くサラリーマンならばいざしらず、独立して何かをやろうと思えば、ある程度軌道に乗るまでは、定時に仕事をおえて、休みはちゃんととって、と悠長なことは言ってられませんよね。
要するに、時間と労力がたくさん必要です。
一方、人は感情に左右される生き物なので、そうは分かっていても嫌なことは続けられません。
つまり、続けても嫌でないこと選択することが大切だと思います。
そして、この時代ならばその掛け合わせが有効かもしれません。
アニメ、特撮好きはたくさんいるだろうし、科学が得意な人もたくさんいるでしょう。
しかし、アニメ特撮好き且つ科学が得意な人、となると一気に減ります。
結局お金を稼ぐのは競争になるので、敵(?)は少ないほうが良いでしょう。
ちなみに、何かと話題に上がるキンコン西野さん。
キングコング 西野 公式ブログ - 仕事になるまで遊べ。 - Powered by LINE
基本的にここに書いてある内容にはとても同意できます。
それはさておき、西野さんは絵が得意で芸人でもある、そしてアウトプットをしている。
これら要素のどれかが抜けていても、今の西野さんのようにはなれなかったのではないかな、と思います。
最後に、西野さんが上記ブログで書いていることを引用しておきます。
本気で遊ぶには行動と知識が必要だ