商売をする上で営業は絶対に不可欠です。
なんといってもそこから仕事が生まれるわけですから、大切でないはずもありません。
しかし、この営業という職業に向く人、向かない人がいます。
これは、単純に向くか向かないかの2択ではなく、状況によってもっと細かく分けられます。
この辺は自分自身をよく知っていないと、過剰なストレスがかかります。
どのように細かく分けられのか。
それは何を営業するか、ということですね。
営業に最も向く人は、言うまでもありません、バンバン営業をかけます。
これはAとします。
その次に向く人というのは、営業する商品に対して良いイメージを持っている場合にうまく営業をできる人。
この商品、本当に良いものなので、ぜひ、といった感じですね。
これはBです。
続いて、その商品を自分自身が開発した場合に限って営業できる人。これは、良いイメージを持っているという面でBと結構近いのですが(自分で開発したものは多くの場合良いイメージを持っているはずです)、違いは自分が生み出したかどうかです。人が生み出したものでも売り込める人と、自分が生み出したものでないと売り込めない人がいます。
これはC。
それから、自分で開発したものにも関わらず、どうも売り込むのが苦手、という人。
これは人見知りや口下手の人に多いですね。
これがD。
終身雇用や年功序列が当たり前ではなくなってきて、仕事をフリーでする人も増えているでしょう。それはつまり、専門的なこと(商品開発など)だけでなく、それを売り込むということも自分でやらなくてはいけなくなる、ということです。
広告、宣伝、営業トークなどが必要、ということです。
しかし、やはり人には向き不向き、得手不得手があります。
上のランクで言えばもちろんAが最も良いのですが、大企業でAの人は非常にもてはやされるものの、フリーになると、そもそも何の営業をするのか、という主体が抜けている人も含まれます。
逆にDの人は、昔のイメージで言うところの職人肌で、質の高いものを生み出しても普及せずに終わる可能性があります。
この辺は、武井壮さんも言ってますね。
【武井壮の「大人の育て方」がマジ凄い!】オトナの学校 完全版 - YouTube
企業は、人それぞれの向き不向きを見定め、弱点を補いあって全体の利益を上げるという人事を目指します(そのはずです・・・)。
つまり、AとDを抱き合わせるようなことを目指すわけですね。
企業という枠組みは、様々な要因で、時代と共に段々変わってきています。
ただ、ロジックとしてはこの抱合せ理論は正しいと感じます。
ちなみに、私はこのランクで言えばCだと思います。
Cの人は、AかBの人と組めばうまくいくはずです。Dはだめですね。
フリーと言えど、1人で仕事をするわけではありません。企業的な組織とは違えど、やはり人と協力して仕事をすることが多い。
その場合誰と一緒にするか、の最初の選択要因は「人間として合うか」だということは言うまでもありませんが、その次は営業に対するこういった理屈ではないかな、と思っています。