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元記事のアーカイブ期間がすぎてしまったので、こちらのリンク貼っています。
社会人になって間もない頃は、学生の頃ほどではないにしてもやっぱりお金はありませんでした。 車の旅が好きで、ある友人からボロ車を譲ってもらい持っていましたが、旅行に行こうとすればさらにたくさんのお金が必要になります。
そんな貧乏人の強い味方が車中泊です。 当然ながら宿泊費は無料だし、チェックインやチェックアウトの時間制約もありません。
そして、車中泊するのに最も適したところが道の駅でした。 トイレや水場があるし、地図に乗っているので探しやすい。それに、今はどうか知りませんが、昔は道の駅で車中泊をする人なんてあんまりいなくて、満車で泊まれない、なんてこともありませんでした。
夏の暑い時は無理でしたが、それ以外の季節はエアーベッド(のようなもの)などを活用すれば家で寝るよりも快適な寝床を作ることができました。 外から見られるのも嫌なので、カーテンも100円ショップのツールを使って作ってました。 その辺が、DIYっぽくて面白かったものです。
山の中にある道の駅では、さらに楽しみがありました。 当時の私の車はステーションワゴンで、トランクを開けて普通に座ったり、トランク側を頭に寝転んだりすると、満点の夜空が楽しめます。 そのまま寝て次の日まで運転しないわけだから、お酒も飲んで良いわけですね。 本当に最高の思い出です。
そんな道の駅が、車中泊NGになりつつある、ということです。 理由は、結局マナーの悪さです。
道の駅だって、維持するのにはお金がかかりますが、マナーの悪い使用者によって維持費が高騰し、規制せざるを得なくなったのでしょう。
あんなに良い場所に、泊まれないという規制がかかる原因を作ったのも、使用者です。 そんな規制をしてほしくなかったら、やっぱり使用者が改めて使い方を考えなければいけません。
有料にする方法もあるとは思います。しかし貧乏が故に使っていた道の駅での車中泊なので、できれば有料にはしてほしくない、と個人的には思います。
結局、世の中にある全てのルールは、放っておいたら秩序が乱れるから、という理由で作られます。秩序が乱れないのならば、ほとんどの人はルールが少なければ少ないほどよい、と思っているでしょう。
だから、やっぱり私達は日々の行動を見直さなければいけません。 今日も昼ごはんを食べに行った飲食店の駐車場で、バリバリの健常者が身障者用の駐車スペースに堂々と駐車していました。
自分1人の行動では何も変わらないかもしれませんが、誰かが行動しないとなにも変わらない、という事実のほうがより強いのは間違いありません。