お土産という慣例はちょっと・・・
以前会社勤めをしている時、年末年始や盆、それから冠婚葬祭なんかで遠方に旅なり帰省なりした人は、お土産を買ってくるのか慣例となっていました。 男女雇用機会均等法がまだない頃で、同じ職場の女性は、さもそれが当然のように、誰かが買ってきたお土産を開け、小皿に分けてみんなに配っていました。
いくつかの会社で働きましたが、どこもその慣例は似たり寄ったりで、自分もその慣例に従っていましたが、本音を言うとあまり好きでない慣例でしたね。 お土産を買ってくるという行為自体はなんにも悪くないと思うのですが、それが強要、またはそれに近い空気の力になると抵抗があります。 それに、結構人数が多い職場だと、買ってくるお土産の量も馬鹿になりません。 お金もかかるし、荷物もかさばる。
私は、世間では地味と言われているところに旅に行くのが好きです。 滝や平原、あと古戦場などですね。 これらは、正直あんまりお金がかからないんです。別にお金がかからないからこういう場所を好んでいるのではなくて、好きな場所がたまたまお金のかからない場所なだけです。
そんな自分にとっては、旅費の内もっともお金を使ったのがお土産代、ということもありました。 それはどうなんでしょうね。
お土産を買わなくなったら、旅はより楽しい
フリーランスになっても、なんとなくお土産は買っていましたが、段々と買わなくなりました。 理由は、フリーランスになると、結構遠方に行くことが多いのでキリがないからです。
第一、フリーランスの場合は仕事で行っているのかプライベートで行っているのか微妙なやつも結構あるし、誰宛にに買ってくるのかもよくわかりません。
しかし、お土産を買わなくて良いというのは、旅の精神的な荷物が軽くなった気がして、良いものです。 そもそも、当地のお土産といっても正直この時代ならAmazonあたりで買えてしまいます。 それを言っちゃあ身も蓋もない。 確かにその通りですが、それを逆手にとっているのか、当地のお土産という以外まったく興味をそそられないような商品も結構ありましたよ。
最も大切なお土産
で、私にとって最も大切なお土産は、土産話です。
その人がそこに行って、何を見て何を感じたのか、何に感動して、どんなトラブルがあったのか。 そういうのを聞くのはものすごく面白い。 旅行雑誌に書いてあるような商売気もないし、ネットから得られる情報のように疑う必要もない。
写真や動画も良いですね。でもそれらを撮影してばかりいて、肝心の旅自体を楽しむことが疎かになることは避けないとモッタイナイですね。
ということで、明日から3日間、家族旅行です。 多分明日から3日間は、結構短めのブログになります。 繰り返しますが、旅行中は旅行を楽しまないと。