田舎育ちだからなのか、目はずっと良いままだ。
現在でも裸眼で両目とも1.0以上はある。
そんな自分からすると、メガネをかけているとは、ひたすら面倒そうだ、と思ってしまう。
メガネよりももっと面倒そうに見えるのが、コンタクトレンズ。
カラコンも含めて、身につけた経験が一度もない自分からすると、目の中に異物をいれたままにしておくなんて、恐ろしくて仕方がない。
しかし、コンタクトを使用している人は一様に「慣れる」らしく、そうでないとコンタクトにするハードルはなかなか下がらないだろう。
裸眼の人と変わらない見た目と、異物感の無さを実現できているから、多少面倒でもコンタクトは普及していると考えてよいはずだ。
視力回復の道は険しい
他の多くの病気とは違い、視力の回復を目指すのは難しいようで、手術以外の視力回復方がいまいち普及していないことを考えると、それらの効果はまだまだと判断してよい。
手術で、ということになると、現代ではある程度有名になったレーシックが挙げられる。
そもそも視力が低下するのは、入ってきた光が水晶体で屈折し、網膜でぴったりあうはずのところが、屈折がうまくいかなくなった状態だ。
レーシックは、水晶体の前にある角膜に手術をほどこして、現在の屈折を経た後網膜でぴったりあう様に調節する手術だ。
つまり、角膜(眼球の表面)に手を加える。
少し触れただけでも激痛が走る眼球に手を加えるというのは、想像するだけで恐ろしいが、それを可能にした医療の発達にも驚きだ。
しかし、いくら気をつけて手術を施したところで、100%成功はありえないし、対象が眼球ということもあって、その手術をためらっている人が多いのも事実。
レーシック難民、という言葉もあるくらいで、そのキーワードで検索をかけると、ネガティブな記事がわんさかヒットする。
ちなみに、自分の知り合いは、まだレーシックが知られる前だった10年前くらいに、60万円くらい(当時はこのくらいだった)かけてレーシック手術をしたが、その手術以降副作用もなく、視力は1.5以上をキープしている。
手術自体は20分弱で終了、痛みはちょっとつねられる程度しかなかったという。
(個人差があるので、あくまで体験談)
手術に抵抗があるけど、コンタクトやメガネは面倒、かつ視力を上げたいという人のために開発されたのがこれだ。
なんと、就寝時にコンタクトをはめていれば、日中ははずしていても視力がキープされる、というもの。
必要は発明の母、というが、それだけ視力を上げたいという需要が高いということと、手術に対する抵抗が強いという状況が産み出した発明だろう。
費用も、使い捨てコンタクトと比較すると大差はないようで、普及すればさらに値段が落ちることも期待できるのかもしれない。
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デジタル機器が今後増えていくことは避けられないので、それに伴って人々の平均視力も落ちていくのかもしれない。
視力が落ちないように工夫する一方、落ちた人の対策もこうやって考えていくことが大切だろう。