マドンナ公演開始2時間遅らせ 怒ったファンが訴訟(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
アーティストが人を魅了するのは、その辺にいなさそうだから、というところもありますよね。
良くも悪くも普通じゃない、という感じ。
その「普通じゃなさ」が能力のこともあれば、見た目のこともあれば、人間性のこともある。
アーティストと一緒に仕事をするということは、それを覚悟することと同じです。
普通の人と同じ社会性を求めたって意味がない。
社会性の有無でファンは増えません。
要は人を魅了すればよいわけです。
このニュースを見た時に、事務所や関係者は一体何をやってんだ、と思いました。
事務所というのは、
アーティスト:ファンを魅了する
ファン:アーティストに魅了される
という2つの間に入って、物事が円滑に進むようにすることが何より大切な仕事です。
マドンナが遅刻して、ファンがそれに激怒する。
そういったことが起こらないように事務所はマドンナをマネージメントしないと。
普段から人間性教育をする、とかいうことではありません。
要は遅刻しない方法をなんとか探すことです。
それでも起こってしまったことだったら、その怒りの矛先ができるだけマドンナ本人にいかないようにコントロールする。
なんとか、マドンナを悪者じゃないようにするのが仕事です。
(罪を犯した場合とかは違いますよ)
これによってマドンナのファンが減ったら、その責任はマドンナではなく、事務所にあります。
普通じゃない人を扱うエンターテイメントの世界では、こんなの当たり前です。
普通じゃなさ、でお金を生んでいるですからね。
せっかく良いアーティストなのに、周りはしっかりしてほしいものです。