やっと旅行から帰宅した。
井の中の蛙、大海を知らずという言葉は、自分の大切にしている言葉の一つだ。
それは、あらゆる面で思うことがあるのだが、旅行の時にもそれをひしひしと感じる。
旅行が好きな理由
人は、色々なことにどうしても慣れてしまう生き物だ。
それは悪いことばかりでは決してない。
自分に課した課題の習慣化成功は、慣れを利用していると言っても良い。
しかし、マンネリ化は日常を面白味のないものに変えてしまうのも事実で、これも慣れからくるものだ。
その点、旅行は非日常。
普段とは違う行動を、普段とは違う場所でとる。
だとすれば、旅行に便利さを追求しすぎるのは、あまり得策でない。
旅の恥は掻き捨て、とはよく言ったもので、そういう時にこそ、普段できないこと、やらないことに挑戦するべきだと思う。
身も心も、非日常を求めるのは、それこそ心身ともに健全な行為だと思う。
そして、旅行から帰ってきた時にいつも思うのは、やはり家が一番、ということだ。
それは、家をいかに自分たちが生活しやすいようにカスタマイズしているかを、改めて実感する良い機会になる。
日常を感じる時
普段ではなかなか気づかない「日常」の大切さは、こういうときに重くのしかかってくる。
日本の平和自体もそうかもしれない。
平和ボケという言葉もよく言われるが、本当にその通りで、昨日と同じ今日が明日も当然のようにやってくると思えてる事自体が、実は相当に恵まれているということに、日常の生活の中ではあまり気づかない。
日常の大切さを感じる為には?
井の中の蛙、つまり平和が当たり前なこの国だけに住み続けていると、大海、つまりこの瞬間ですら日常を脅かされている地域がたくさんあるような、広い世界の中の一部にこの国があることを忘れてしまいがちだ。
これを打破するためには。
それは意識的に日常を飛び出ることではないだろうか。
安定、日常は良いことだが、あまりにも追求し過ぎると、見失うものも多い。
それは、便利さを追求しすぎた旅行と同じかもしれない。
日常を飛び出すとはどういうことだろうか。
それは、普段から新たなことに挑戦することに、体を慣らしておく、ということ、つまり変化を恐れない精神をもつ事だと思う。