日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

政治に興味をもつこと

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選挙権の年齢が18歳に引き下げられる。
これによって増える有権者数は約240万人だそうだ。
 
自分の意見としては、良い傾向だと思う。
日本の場合、高校を卒業したら実質大人のような風潮もあり、その年齢層での主張もぜひ政治に反映させて欲しいからだ。
 
政治といえば、どういった印象をもつだろうか。
むずかしい、汚職、居眠り議員、税金の無駄遣い、といった言葉はよく耳にする。
確かに、ダメな政治家もたくさんいるし、批判すべき政策もある。
今の政治には突っ込みどころ満載だ。
 
しかし、政治が駄目だ、という意見を持つことと、政治に興味がない、ということは全く意味が違う。
政治に興味がないというのは、ほぼ嘘ではないかと思う。

 

政治は何のために

 

そもそも、政治とは何か。
それは、国を秩序正しく運営していくことにほかならない。
日本は、こんなに狭い面積の中に1億人以上が住み、経済活動も世界トップクラスに盛んだ。
この状態で政治がない(つまり無政府状態)になったらどうなるかは、歴史を紐解けばいくらでもわかる。
いや、歴史ではなく今現在ですら、気楽にこういうブログを書いている自分のような人間がいる一方、明日食べるものに困っている人や、紛争地域で命を危険にさらされている人も大勢いる。
 
政治に興味がない、という人は、こういった状況にも興味がない、ということになる。
なぜなら、それらを解決に持っていく力をもっているのも、唯一政府だけだからだ。
 

熊本での被災者にも、政治がいらないといえるのか?

 
先日熊本で地震が起こった。
今でも日常を取り戻せない被災者の方はたくさんいる。
そこに自衛隊を始め、たくさんの救援物資、義援金、支援金、ボランティアが向かう。
一日でも早い復興を目指しての行動だ。
もし日本が無政府状態ならば、上記支援活動は、まったく機能していないはずだ。
個人や法人の援助だけで、あれだけたくさんの人を避難させる避難所の設置や、たくさんの自衛隊派遣、そのためのヘリの出動をできるとは到底思えない。
 

政治に興味を持つことは、政策にOKを出すこととは違う

 
間違ってほしくないのは、上記支援活動も含め、日本の政治は決して良いといえるものではない。
冒頭に書いたとおり、突っ込みどころ満載だ。
 
しかし、いや、だから政治に興味を持つことが大切なんだと思う。
 
国会は国権の最高機関とされている。
なぜか。
それは国会議員が、日本で一番えらい「国民」から選ばれた人たちだから。
国会議員がエライのではない。国民がエライのだ。
だから、国会議員をエラそうに監視してよい。
いや、しなくてはいけないのだと思う。
 
政治に興味が無い、国会議員なんていらない、と言う人は、歴史上でも現在でも、無政府状態での国家がたどった(たどっている)行末をいくらでも勉強したらよい。
そういう状態になって気付いても遅いし、昔に比べれば遥かに情報を得やすい世の中において、政治がわからない、知らないは、あまりにも不勉強にすぎると思う。