今日は娘の幼稚園で演劇発表会でした。
年長なので、結構長いセリフもありますが、ちゃんと演劇できてました。
入園時は話すのがやっとという感じだったことを考えると、月日が流れたんだな、と感慨深くなります。
30人くらいの園児がそれぞれの役をやります。
多少の差はあっても、親からクレームが出ないようにうまく役割を振ってあります。
見てて思うのは、この歳にして既に人前が馴染んでいる子と苦手そうな子がいるということです。
同じ幼稚園で育ったのだから、少なくとも幼稚園での環境は大差ないはず。
それでも、堂々としてる子からガチガチに緊張してる子まで様々です。
これはもう、生まれつき持ったキャラクターだと思うんですよね。
大人になって、人前に出て注目される機会はあまりなくなります。
自身の結婚式や、友人知人の冠婚葬祭でのスピーチなど。
そう数は多くありません。
そんな数少ない人前の機会が苦手な人と、あまり苦にならない人がいます。
これって、心構えとか努力してとかの前に、そういうタイプなんだと思います。
身長みたいなもんで、ある年齢を過ぎたら変えられない。
そこは自分でよく知っていた方が良いと思います。努力が徒労に終わると疲弊だけが残ります。
(報われない努力はありますよ)
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娘の成長に驚くのは、自分自身が同じだけ年を重ねたとも言えます。
そして、重ねた年の分、人に指示を出す側になることも多くなりました。
望まなくても、大人になるとそうなるようです。
指示を出すときに最も大切なこと。
それは、人は得手不得手も含めてみんな違うということを常に意識していることです。
人前が得意な人苦手な人、数字に強い人弱い人、コミュニケーション力が強い人弱い人、テクノロジーに敏感な人疎い人、時間管理が得意な人苦手な人。
何でも得意だったら言うことありませんが、実際にはそんなことはありえません。
ありふれたものいいですが、不得意をなんとか克服させるよりも、得意を生かしたことをやらせるよう工夫するほうが、空気が良いのではないでしょうか。