少し前にあった、NHKの番組で紹介していた肝炎。 地域によっても多少差があるようですが、基本無料で検査を受けられます。 私の地域も無料で、月に二回定期的に行なっており、予約も不要だったので、知り合いと一緒に今朝行ってきました。
少し待ち時間がありましたが、採血のみなので5分足らずで終了。結果は二週間後です。
番組の受け売りですが、肝臓癌の原因で主とおもわれがちなアルコールは意外に少なく、多くは肝硬変からなるもので、肝硬変の前が肝炎です。 つまり、肝炎さえ検査しておけばかなりの確率で肝臓癌を防ぐことができます。 そして、肝炎は現在の医療ならば飲み薬だけで治療可能ということです。医療の発達は素晴らしいですね。
つい先日、偶然にも読んだ本が肝炎の患者を主人公にした作品でした。 [amazonjs asin="410130324X" locale="JP" title="明日はわが身 (新潮文庫)"]
2007年の作品で、今から10年以上前です。その間にも医療は目覚ましい進歩を遂げたのでしょう。
検査にいきさえすれば防げる肝臓癌。しかし検査を受ける人の割合は決して多くないそうです。 実際、私も今日まで受けていませんでした(肝炎の検査はたった一度で十分だそうです)。 なぜ受けていないのか。 それは、知らなかったからです。
- 肝炎がもとの肝臓癌がいかに多いか。
- 肝炎の状態ならば今は比較的かんたんに治せるということ。
- 無料で検査を行っていること。
ただ、知っていても行かない人はまあまあ多いらしく、その理由は、
- 自覚症状がない
- 面倒
というものですね。
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるらしく、肝炎、肝硬変、肝臓癌になっても、末期までは自覚がほとんどなく、気づいたときには手遅れということが多いそうですね。 上記しましたが、一生のうちたった一度で良いのだから、自覚症状がなくても面倒でも足を運びたいものです。 将来肝臓癌になったときの治療の方ははるかに面倒ですね。
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私の住んでいる地域で行われている肝炎検査、番組放送後の初回検査が今日にあたりますが、担当の方も今日の受診者の数にびっくりしていました。テレビの力はまだまだすごいですね。
検査に関してサイトにいって調べたところ、予約不要ということがわかったのですが、予約しなくてもスムーズに検査が受けられるものなのか、と疑問に思っていました。 答えは簡単で、普段はほとんど受けに来る人がいないわけです。 ということで、今日は突然受診者が増えたので、担当の方のバタバタ感が気の毒になるほどでした。
しかし、ちょっと言わせてもらえば、せっかく良い制度が用意されているのに普段の受診者が少ない、ということにもっと危機感を持ってほしいと思います。 役所の前にノボリでもたてて、無料健診やってますよ〜、というだけでも受診者はある程度増えるのではないでしょうか。
そもそも、無料無料と書いていますが、実はその費用は市民の税金で賄われているので、無料ではありません。むしろ、税金を払っているのに検査を受けないのは、お金を払っているのにサービスを受けていないということで、もったいないでしょう。
さあみなさん、肝炎検査に行きましょう